元会社員の俺がカルアーツで勉強してる話

日本の大学経験者からしたら衝撃。海外美大の教授と生徒の距離感について

投稿日:2018年5月15日 更新日:





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今の日本の大学って、教授と生徒の距離感ってどんな感じなんでしょうか。ぼくが通っていた日本の大学では、正直あまり気楽に話せるような雰囲気はありませんでした。

 

 

授業に関する質問こそできても、その教授の担当科目と関係ないこと、例えば進路とか就職活動とかに関して教授に質問しようものなら、確実に『は?』と言われたと思います(笑)。まあそりゃそうですよね。そういうのはキャリアセンターかなんかで質問したり、先輩に聞いたりするべきでしょう。

 

 

自分のゼミの教授なら少し広い話もできるけど、それ以外の教授は学問的な用事でなければオフィスに訪問することなんて一回もありませんでしたし、そういうもんだと思っていました。

 

 

しかしぼくが留学をしているカルアーツではちょっと違って、授業に関することや自分の作品に関する事はもちろん、履修の相談や進路に関する質問まで全ての教授にガンガン相談することができます。

 

 

そもそも大学側が学生をサポートするバックアップ体制が充実していて、メンター制度という仕組みを通して教授と生徒が頻繁にコミュニケーションを取るような状況になっているのです。

 

 

小中高大と日本で過ごしてきた髭猿にとって、教授と生徒の距離が近すぎて正直最初は戸惑いすらありました。

 

 

ということで、日本の大学と比較すると海外の大学の特徴のひとつと言える教授と生徒の距離感&バックアップ体制について、今回はご紹介します!

 

 

すべての生徒にメンターがつく

カルアーツでは生徒一人ひとりに必ずメンターがつくことになっています。

 

 

生徒にあった学科の先生がメンターとして選ばれることになっていて、キャラクターアニメーション科の場合、キャラクターアニメーション科かエクスペリメンタルアニメーション科の教授が担当してくれます。

 

 

メンターは授業や履修に関する事や、進路に関する悩みなどの相談にものってくれます。というか一応オフィシャルなルールとしては、メンターの了承をもらってから履修登録することになっています。

 

 

なので表向きの立ち位置としては、困ったときに相談するというよりかは、何でも逐一報連相するという感じ。実際のコミュニケーションの密度は、生徒やメンターによってかなりバラつきがありますが。

 

 

ぼくのメンターは常に『やったらええやん』と言ってくれる

ぼくのメンターのドムは元々コンピューターを修理する仕事をしていて、その後カルアーツの大学院にてエクスペリメンタルアニメーションを学び、今はディズニーでスーパーバイジングプロデューサーをしています。この手のキャリアチェンジの話がよだれが出るほど好きなぼくは一瞬でファンになりました。

 

 

ドムは基本的に何を相談しても『やったらええやん!』と言ってくれます。その懐の深さは田沢湖より深く、突然ぼくがアニメーションだけじゃなくてインスタレーションをやりたいって言ったときですらも、やったらええやん!って言ってくれました。田沢湖は秋田にある日本一深い湖。淡水湖ですよ、淡水湖。

 

 

とにかく何でも相談に乗ってくれて、サントリー創業者、鳥井信治郎のやってみはなれ精神を常に思い出させてくれる非常に優しいメンターです。

 

 

ドムがよく言うのは『なんでみんなもっとシンプルにしないんだろう』ということ。そんな彼が好きなアーティストは和田ラヂヲさん。日本で生まれたヘタウマ文化が好きなんだそうです。

 

 

フィルム制作ももちろんサポートしてくれる

フィルム制作も基本的にメンターと相談しながら進めていくことになっていて、適宜アポイントを取りながら面談をします。

 

 

言わずもがなフィルム制作において一番助けてくれた存在で、アニマティックを作成していた時期は毎週ミーティングをしてもらっていました。

 

 

毎週水曜日の19時~22時までドムの授業があるので、その後ミーティングをしてもらっていたのですが、23時近くまで残って一緒に考えてくれたこともあった。本当に感謝しています。

 

 

もちろんメンターじゃない教授も常に快く相談に乗ってくれます。アニメーションに困っているならこの先生、ソフトウェアに関するテクニカルなことで困っているならこの先生、と言った感じで、とにかく助けを求めまくりました。

 

 

キャラクターアニメーション科のディレクター





キャラクターアニメーション科の総括の様なディレクターという立場の先生もいて、その先生にも皆色んな事を相談します。この先生に対しては、フィルムに関することではなく、進路や履修に関する相談が多いです。

 

 

カルアーツはとにかく先生と生徒の距離が近く、教員1人あたりの学生数はなんと6.6人。日本の一般私大で約20人(都内の大学だとそれ以上)なので、いかに距離感が近いか分かるかと思います。

 

 

あまりに何でもかんでも相談したら迷惑かなと思ってしまうんですが、むしろ何でもオープンにどんどん話してほしいというスタンスで、最初は正直驚きました。

 

 

新入生へのサポート

また、メンター以外にも、新入生には以下のサポート体制があります。

・学生メンター:キャラクターアニメーション科の学生がサポートしてくれる
・留学生用アンバサダー:留学生の学生がサポートしてくれる

 

 

学生メンターと留学生用アンバサダーは入学当初のサポートをしてくれる学生で、慣れるまで大学生活全般や生活用品の買い出しなどを手伝ってくれます。

 

 

まとめ

ぼくが通っていた日本の大学では当然メンター制度なんてなかったので、率直に良いなあと感じました。作品に関することだけでなく、業界に関する質問や進路や就活の相談をできるのはありがたいです。

 

 

もちろんメンター以外の先生も、相談に対して常にウェルカム。毎週授業後に1時間教室に残ってくれる先生もいるし、キャンパスにオフィスを持っている先生はメールしてアポを取ればいつでも話を聞いてくれます。

 

 

入学直後に同じ留学生がアンバサダーとしてついてくれるのも心強かったです。初日の買い出しには車を出してくれてスーパーまで連れて行ってくれて、もう感謝しかありません。

 

 

以上、メンター制度を中心にカルアーツの教授と生徒の距離感やサポート体制をご紹介しました!



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