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会社員がゼロから海外の美大を目指す上でネックとなる5つのこと

投稿日:2017年3月14日 更新日:





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会社員の方の中にも、今から海外の美大に進学したい人はたくさんいると思います。

 

 

国内で美大を卒業した方が、一般企業で数年働いた後に海外の大学院に進学するケースはあると思いますが、

 

 

アートのバックグラウンドがまったくない会社員が海外美大留学を目指すことはなかなか度胸がいることかもしれません。

 

 

前例も少なく、非常に不安だと思います。

 

 

ぼくも社会人経験を経て、アート経験ゼロから海外美大受験をしたので、非常に苦労しました。

 

 

そこでぼくの経験も踏まえ、会社員がゼロから海外の美大を目指す上で、ネックとなることをまとめてみました。

 

勉強時間の確保

やはり働きながら海外美大受験の準備をするとなると、どうしても時間が足りません。

 

 

平日夜と土日まるまる使ったとしても、1年以上はかかります。

 

 

そうなると次に考えるのが仕事を辞めるか否かということ。

 

仕事を続けながら美大を目指すのか、それとも退職するのか

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受験期間を3~4年くらいのスパンで考えている人は、働きながらでも十分に海外美大受験の準備ができるかと思います。

 

 

しかしそんなに時間をかけられない人、かけたくない人は、退職するしかないと思います。

 

 

そうして時間を捻出しない限り、ゼロから海外美大を目指すのは現実的に難しいです。

 

生活の質を下げなければならない

退職するとなると当然節約しなければなりません。

 

 

諸経費を削れるだけ削り、寝ている時以外の全ての時間をアートに捧げる覚悟が本気で必要です。

 

 

ちなみにぼくが海外美大受験のためにNYのアートスクールで4ヶ月勉強していた頃は、1週間の食費が$12というシャープな極貧生活をしていました。

 

生活費と学費の工面をどうするか問題

仕事を辞めて受験のために準備をする時間を捻出するにしても、生活費と学費はどうするのかという問題が残ります。

 

 

十分に貯金があればよいですが、そうではない場合はすぐに仕事を辞めることができません。

 

 

年齢の問題

晴れて海外の美大に合格できたとして、卒業までに学部で4年、大学院で2年にかかります。

 

 

海外ではキャリアチェンジする際に大学に入り直すのが普通ですが、それでも大学を卒業したときの自分の年齢が気になる気持ちは分かります。

 

それでも会社員の強みもある

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ここまで会社員がゼロから海外美大留学に挑戦する上で悩ましい点を挙げてきましたが、社会人経験者だからこその強みもたくさんあります。

 

 

・圧倒的な人生経験

技術だけでなく作品のコンセプトが重視される海外では、豊富な人生経験から生まれる考察力が非常に武器になります。会社員としてサバイブしてきた人であれば、説得力のある強い作品を生み出せる可能性は高いです。

 

 

・スケジュール管理能力

これは何をやる上でも大切なスキルですが、海外美大受験でももちろん重要です。日頃から並々ならぬプレッシャーの中で様々な期日に追われている会社員であれば、長く困難な海外美大受験も計画的に戦えます。

 

 

・火事場の馬鹿力

仕事も辞め背水の陣で臨む人の追い込みは、やはり10代にはない粘りがあります。出願直前の最後の最後で実力がぐっと伸びるのは社会人経験者が多いような気がします。

 

キャリアチェンジはマイナスにはならない。むしろプラスだ。

会社員の方が海外美大進学を目指す場合、それまでのスキルが生きないのではないかと悩まれている方が多くいらっしゃいます。

 

 

しかしそれは間違っています。むしろそれまでのスキルをフル活用してアートメイキングをするべきです。

 

 

なぜなら、

 

自分のスキル×アート=専門性

 

となるからです。

 

 

現在トップレベルで活躍しているアーティストを見ても、アート一辺倒の人はほとんどいません。

 

 

皆うまくキャリアを掛け合わせてオリジナリティを出しています。

 

例えば、

タクシードライバーがフォトシューティングをしたら?

公認会計士がジュエリーデザインをしたら?

農家がファッションデザインをしたら?

主婦がファインアートをしたら?

 

 

めちゃくちゃ面白そうじゃないですか?

 

 

クリエイティブな要素がまったくない仕事をしているからといって、海外美大進学を諦める必要性はまったくありません。

 

 

ぼくは、むしろアートとかけ離れた場所にいる人ほど、新しいものが生み出せるチャンスがあると思います。

 

アートのバックグラウンドがない人こそ、アートの世界へ挑戦するべきだ

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やはりゼロからアートを始めるにはそれなりの覚悟が必要ですし、結構しんどいと思います。

 

 

ぼくは半年くらいですが、毎日英語を勉強している夢と絵を描いている夢を交互に見続けるという症状が出ました。

 

 

しかし、それでも不可能ではありません。

 

 

アートは、『小さい頃からずーっと絵だけを描き続けてきました』っていう人たちだけのものではないです。

 

 

多様性が次のアートシーンを創り出します。

 

 

だからこそ、ぼくは未経験者がアートの世界へ飛び込んでいくことを、心の底から応援しています。

 

 

世界で活躍している建築家の安藤忠雄さんも、元々はボクサーだったのをご存じですか?そこから完全に独学で建築の勉強をしたんです。

 

 

んなバカな、という人はこれ読んでみてください。勇気でますよ。





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