スケッチ アート勉強方法

キャラクターデザインは翻訳と同じだと思う

投稿日:2017年4月8日 更新日:





画像

 

最近のぼくのスケッチです。電車で描きました。

 

 

個人的にかなり気に入っていて、今のところ今年のベストスケッチです。

 

 

では、この絵を元にキャラクターデザインをしてくださいと言われたら、どんなものを描きますか?

 

 

次を読む前に少し想像してみてください。

 

 

衝撃のデザインセンス

先ほどのぼくの絵をカルアーツ合格者のコミュニティで知り合った友だち、ヤオウに送ったら、5分くらいでこれが送られてきました。

 

 

画像

 

いやたまげた。久しぶりにぞわっとした。センスの塊やん。

 

 

ぼくの絵の特徴を維持しながら、簡略化して、更に親しみやすくしている。しかも5分で。

 

 

こんな猛者がゴロゴロいんのかよ、カルアーツ!興奮するわ!

 

 

皆さんが想像したものと比べてどうでしたか?

 

 

ぼくはヤオウの絵にアニメーションにおけるキャラクターデザインの神髄を見た気がするので、ちょっとそこら辺のことをまとめようと思います。

 

 

情報の多い絵はアニメーションには不向き

画像

 

アニメーションという視点でぼくのオリジナルの絵を見た場合、このままアニメーションを作るのは不可能です(元々スケッチなので、アニメーションのために描いたものではないですが)。

 

 

理由は簡単で、線が多すぎる。

 

 

通常、アニメーションは映画用フィルムであれば1秒24コマで構成されています。

 

 

しかし1秒を生み出すのに24枚もの絵を描くのは大変な作業なので、現在は1秒あたり12コマだったり(2コマ打ち)、1秒あたり8コマ(3コマ打ち)のアニメーションが主流です。

 

 

ちなみに、なめらかな動きで時代を席巻したセル画時代のディズニーのアニメーションも、実は2コマ打ちで制作されています。

 

 

毎コマぼくの絵のような情報量の多い絵を描くのは時間がかかりすぎる。3Dでやるにしたって情報が多すぎます。

 

 

そこで、アニメーションを作るために、キャラクターデザインをする必要が出てくるのです。

 

 

キャラクターデザインは情報の翻訳作業だ

画像

 

キャラクターデザインは、ある程度そのキャラの特徴を維持しながら、アニメーションとして量産できるレベルで情報を簡略化するのが基本ですが、それが実に難しい。

 

 

例えば、パワポで資料を作るのと同じで、難しくて長い文章ではなく、誰にでも伝わるように平易で簡潔なものに言い換えないといけない。情報の翻訳が必要なのです。

 

 

ただし、表現する際に的確な線を選ばないと、簡略化できたとしても、特徴を失ってしまいます。

 

 

キャラクターって、少ない線で描かれていてすごく簡単そうに見えるけど、少ない線で情報を伝えるのってむちゃくちゃ難しいですからね。翻訳した結果の線の少なさですから。

 

 

マイナスの作業って本当に難しい。

 

 

このような背景から、アニメーションは「省略の芸術」と呼ばれていたりする訳です。

 

 

普段のスケッチも、なるべく少ない線で描くというお題を自分で設定してみると、面白いかもしれませんね!

 

 

ポートフォリオにキャラクターデザインは必要なのか?

ちなみに、キャラクターアニメーション科やイラストレーション科にアプライするからといって、ポートフォリオにキャラクターデザインが必須だという訳ではないのでご注意ください。

 

 

こちらで記事にしている通り、別にアニメーション系の作品はなくてもかまいません。

 

 

もちろんキャラクターデザインができて損はないですが、アニメーションに特化したスキルは入学してからたくさん勉強できます。

 

 

それよりも、自分の内面を充実させて、それを表現に活かす術を身に付けましょう!

 

 

以上、キャラクターデザインについての考察でした。



Follow me!

-スケッチ, アート勉強方法
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

画像

カルアーツに通うとこれだけ成長できる!Leoさんの実際の作品と共に4年間のカルアーツ生活を振り返る

実際にカルアーツに通うと、4年間で絵がどれだけ変わるのか。海外の美大で自分は本当に成長できるのか。     これ、気になりませんか?     特にカルアーツに興 …

画像

朝の連ドラ『ひよっこ』のオープニングがアート過ぎる

  NHK朝の連続テレビ小説の『べっぴんさん』が終わり、4月3日から『ひよっこ』がはじまりましたね。   この『ひよっこ』のオープニングでぼくは度肝を抜かれました。   …

画像

海外美大受験で一番大切なポートフォリオについて最低限知っておきたい4つのポイント

  海外美大受験において最も大切な要素である、ポートフォリオについて解説していきます。   ポートフォリオとは自分の作品群のことで、どの専攻の学生も大体20個前後の作品で構成するも …

画像

絵の初心者がまず家でやるべきたった1つのこと

  人物の絵がうまく描けるようになるには、あちこちで開催されているクロッキー会に毎週参加するのが一番大切ですが、実は家でもできる練習があります。     それが模写です。 …

画像

スランプになったときの処方箋。クロッキーがうまく描けないときに有効な練習法まとめ

ひたすらライフドローイング(クロッキー)をしていると、スランプというか、自分にとって都合のいい描き方を繰り返しているだけになってくることがあります。   そんなときぼくの先生は『常にリスクを …