元会社員の俺がカルアーツに合格した話 海外美大受験

留学を考えている社会人の方へ!元サラリーマンがゼロからアートをやる事は不利なのか?

投稿日:2017年3月6日 更新日:





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今やっている事とまったく別の事にゼロからチャレンジするのって、少し怖いですよね。

 

 

ぼくのようにゼロから何か新しいことに挑戦する人に共通する悩みだと思います。

 

 

自分のバックグラウンドが生かせるのか、それともまったく生きないのか。

 

 

アートの分野に限った話になるかもしれないけれど、ぼくの経験をシェアしたいと思います。

 

もちろんビハインドではある

ぼくは経験ゼロの状態からアートの世界へ飛び込みました。

 

 

それまではただのサラリーマン。25年間アートとは無縁の生活を送っていました。

 

 

技術的な面で言えば、圧倒的に不利です。

 

 

絵が大好きな小学生のほうが、よっぽどスキルがある。

 

 

ゼロからの出発なので、もうこれはどうしようもない。受け入れるしかないです。

 

 

ぼくに至っては鉛筆の削り方からダメダメでしたw

 

 

というかデッサンに適した鉛筆の削り方なんか初心者は知らんでしょ、普通。

 

 

プライドを捨て、10歳以上年下の人たちと肩を並べて勉強する覚悟が必要です。

 

 

例え年下にタメ口で偉そうなこと言われようが、そこに価値あるアドバイスがあるならば、ガンガン教えを乞うべきだと思います。

 

NYのアートメイキングはコンセプトを重視する

ではぼくが付け入る隙はまったくなかったのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。

 

 

なぜならアメリカのアートシーンは非常にコンセプトを重視するからです。

(地域やアートのスタイルによって、多少変わるとは思いますが。)

 

 

例えばポートレイト(自画像)。

 

 

多くの大学がポートフォリオに必須な項目としてあげていますが、いくら写実的に描けたとしても、あまり評価はされません。

 

 

『あなたにアカデミックな技術があるのは分かりました。だから何?』ってなる。

 

 

自分の人柄や、思考、主張。そういったことが作品に含まれていないと、まったく評価されないわけです。

 

 

Prattoで教授をしていたぼくのNY時代の先生はこう言っていました。

 

 

『ファッションメジャーだとポートフォリオに“靴の絵”が必要なことがあるわ。そうするとどうなると思う?皆とっても写実的な靴のペインティングを提出してくるの。超上手。でもそんなのファックよね。そんな絵からどうやって受験生の事を知れっていうの?』

 

 

なるほど。ちなみにファックはぼくの脳内翻訳です。

 

 

ぼくが描いたこの靴の絵はすげー気に入ってました。

 

 

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『そう!私たちが見たいのはこういう事よ!』とのこと。

 

日本は真逆





これって日本の学校とは真逆。

 

 

日本では画力というか、アカデミックな技術ありきの評価でした。

 

 

でもNY(海外美大)はそうではない。

 

 

これはぼくにとって追い風となるカルチャーでした。

 

 

コンセプトは自分の全ての経験や知識を総動員して考えます。つまりアートに関係のないバックグラウンドも必要なんです。むしろ自分のメジャー(専攻)から離れた経験・知識ほど武器になる。

 

 

営業してた頃の経験が作品のアイデアになったり。

 

 

サラリーマン時代に培ったロジカルシンキングをアートに落とし込んでみたり。

 

 

それってアートしかやってこなかった人にはない発想だったりするわけで、そこに僕の活路を見いだせました。

 

 

これなら勝負できると。

 

 

日本のサラリーマン(ロジカル)という、海外のアート(クリエイティブ)と最も離れた存在だったからこそ、面白いアイデンティティを形成できると思いました。
これはNYに行かないと気が付けなかったかもしれません。

 

結論:むしろ有利だ

これはぼくの経験上の結論です。諸説あり。

 

 

アート未経験ということは、他の事をしてきたということ。アートの基礎をしっかりかためれば、今まで積み上げてきたその他の事が確実に生きてきます。

 

 

これはほぼ全てのメジャーで言えるんじゃないでしょうか。

 

 

だって農家の人がファッションデザインしたら、めちゃくちゃエッジの効いたスタイル画を描きそうじゃないですか?

 

 

もちろんアカデミックな技術は絶対に必要です。アートをするならあくまでアートの研鑽は必要。

 

 

でも最終的には自分の全てを用いて戦うのがアートメイキングだから、全ての経験が武器になる。

 

 

スキルがないからやらないのではなく、スキルがない自分だからこそできることを探せば、勝機はあります。

 

 

どの分野でも、玄人より素人の方がイノベーションは起こしやすいって言うし。

 

 

だから今でも、アートと関係のないことを積極的に吸収するようにしています。

 

 

そんなこんなで、ぼくはここまで戦えてます。



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