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2年半、SONY MDR-7506を普段使いしてみた結果

投稿日:2018年12月18日 更新日:

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モニターヘッドホンという言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 

アメリカの美大でサウンドデザインの授業を受けるまでぼくも一切知らなかったけど、実は映像作家必須の重要ツールなんです。

 

で、モニターヘッドホンのSONY MDR-7506を気が付いたら2年半も普段使いしていました。なのでレビュー的なことをまとめておきます。



モニターヘッドホンとリスニングヘッドホンの違い

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モニターヘッドホンとはミュージシャンやエンジニア、映像作家が使う検聴用のヘッドホンの事です。心地よい音楽を楽しむためではなく、ノイズや不備がないかチェックするために使用します。

 

そのため生の音がフラットに聴こえるという機能に優れており、長時間使用しても疲れない、そしてタフな使用環境にも耐えうる丈夫なつくりになっています。

 

無論、映画業界でも必須の仕事道具なのです。それ故モニターヘッドホンは現場用と言われることも。

 

一方、一般的に普及しているのがリスニングヘッドホンで、こちらは鑑賞用と呼ばれます。生の音をそのまま届けるわけではなく、より聴き心地を良くするためのつくりになっています。

 

リスニングヘッドホンはファッション性も強く、デザインに凝ったものも豊富です。

 

 

映像作家にはモニターヘッドホンが必要!

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映像作家は作曲こそしないものの、自分で音を編集することは頻繁にあるのでモニターヘッドホンで作業します。

 

音にエフェクトをかけすぎて歪んでしまっていないか、音と音楽のバランスはどうか。全ての音が原音のままフラットに聴こえてこないと正しい判断ができないので、イヤホンやリスニングヘッドホンではなく、映像作家はモニターヘッドホンを使用するわけです。

 

ぼくが現在アニメーション留学をしてるカルアーツでも、自分のフィルム制作をするときにイヤホンは使うなと言われています。

 

またモニターヘッドホンはパン(音が左右どちらか聴こえてくるかを動かすことで距離感や位置関係を生む)が聞き取りやすいので、音を使用してストーリーテリングをする現場にはなくてはならない道具なのです。

 

 

先生におすすめされたモニターヘッドホン

海外の業界でド定番のモニターヘッドホンがこちら、SONY MDR-7506。カルアーツの先生も、とりあえずこれ使っとけば間違いないと絶賛していた。

 

 

特徴は折りたためる事と、カールコードになっている事。持ち運びに便利だし、カールコードは丈夫で絡まりにくいので、非常に取り回ししやすい。

 

さらにはステレオミニジャックにプラグが付いていて、標準ジャックと合わせて2系統に対応しています。しかもデフォルトはステレオミニジャックなので、PCやスマホにそのまま挿せるので、非常に気軽に使えます。

 

ヘッドホンって数万円~高いとウン十万円するイメージでしたが、プロが使用しているものでありながらモニターヘッドホンの中では比較的低価格。アメリカだと更に安く購入できたのでぼくもこれを使用しています。

 

 

日本国内でダントツ人気のモニターヘッドホン

日本国内での定番はこちら、SONY MDR-CD900ST。こいつは通称赤帯、上記のMDR-7506は青帯なんて呼ばれたりしています。

 

 

YoutubeのTHE FIRST TAKEで北村匠海さんが猫を歌うときに使用していたのもこれ。

 

映像や音楽制作の現場だけでなく、歌合戦的なTV番組で審査員が使用しているヘッドホンもほぼこれです。今度注目して見てみて下さい。

 

MDR-7506(青帯)と比較するとかなり高価ですが、業界最高水準のクオリティ。スペックもMDR-CD900ST(赤帯)の方が若干高いです。でもこちらはストレートコード、折りたたみ不可となっているので、取り回しはMDR-7506(青帯)の方が良さそう。

 

ちなみに赤帯と青帯は同じ製品の国内版・海外版というわけではなく、そもそも別の製品です。たまに誤解している人がいるのでご注意を。

 

 

SONY MDR-7506は普段使いにどう?

そんなわけで、SONY MDR-7506を制作用に使い始め、気が付いたらそのまま普段使いもして2年半が経ちました。

 

だってイチイチ取り替えるのが面倒だし、そのまま普段使いしてもまったく問題なかったから。

 

とりあえず以下、SONY MDR-7506普段使いの所感です。

  • リスニング用としても違和感なく聞ける
  • フラットな音源だけど、別に聞いてて疲れない※
  • 映画視聴にも使ってる
  • ゲームをしてるときも使ってる、音の方向がめちゃくちゃ分かりやすい
  • カールコードがとにかく丈夫、タフに使ってもマジで断線しない
  • でもカールコードが重くて垂れるので、外で歩きながらの利用には不向き
  • 折り畳めるので持ち運び自体は問題ない

※フラットな生の音でも聞いてて疲れないというのは、ぼくが1日中音楽を聞いてるというタイプではない、という要因もあるかもしれません。

 

とりあえず、こんなところですね。コロナ前は毎日学校に持っていって使っていました。

 

 

こんな感じで折り畳めるので、かなりコンパクトになります。折りたためるのはMDR-7506(青帯)だけ。MDR-CD900ST(赤帯)は折りたためません。

 

無論オンライン会議やオンライン授業でもバッチリです。

 

  • 外出時のみ、そこら辺で買ったやっすいイヤホン
  • それ以外は全てSONY MDR-7506

という使い分けです。

 

そんな感じで。では!

 

 

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