アメリカ留学で大変なことのひとつが家探しです。特にぼくが留学しているアメリカ西海岸では家賃が非常に高騰しており、一人暮らしができる物件はほとんどありません。故に誰かと一緒に住むことが前提となります。
そんな状況で実際にどのようにアパートを探しているかをまとめてみました。これからアメリカ留学を考えている人に少しでもイメージが湧けば幸いです。それではどうぞ!
LAの家賃は非常に高い
ぼくが留学しているカリフォルニア芸術大学があるLAは、アメリカの家賃が高い都市ランキングでトップ5に入るような都市です。一人暮らしなんてしようものなら2,000〜3,000ドル/月はくだらないです。これは家賃が高いのもそうですが、一人暮らし用の部屋(スタジオ)がそもそも少なく、複数の部屋があるアパートがほとんどだからという事情もあります。
なので当然シェアが前提になり、
- ルームシェア:部屋をシェアする。250ドル〜400ドル
- シェアハウス・シェアバスルーム:一軒家かアパートをシェアするが部屋はプライベート。700ドル〜1000ドル
- スタジオ:日本の一人暮らし。1,200ドル〜
というのが相場です。日本なら普通に一人暮らしできる家賃でもシェアしかできないというのが現実。極端に安い場合は治安が悪い可能性が高いので、一概に家賃だけで住む場所を決めるのは避けたほうが良いです。
大学生がLAでアパートを探すときの基本行動
ということで、そんな状況で実際にどのようにアパートを探しているかをまとめてみました。下記の他は、ネットとか現地の日本人用掲示板など。
大学内部のコミュニティで探す
どの大学でもFacebookのグループなどで、大学内部のクローズドなコミュニティがあります。用途に応じて様々なチャンネルに分かれていたり、大雑把にひとつにまとめられている場合もあるかもしれませんが、そこで住宅情報が流れてくることが多々あります。なので常にアンテナを張っておくようにしています。ただ、所感としては夏の間だけの又貸し、みたいな短期の情報が多いかもしれません。
大学構内のチラシ
空き部屋ありますよーみたいなチラシが、キャンパスの結構いろんなところに貼ってある。連絡したことはないけど、チラシを見つければとりあえず確認します。車があればかなり条件の良いところもあるんだなーとか思いながら、居心地の良い家への思いを馳せてます。
友達と探す
上述の通りシェアが前提の家探しなので、物件の前に先に一緒に住む友達を探すというパターンもあります。すでに候補の物件に目星をつけている友達が一緒に住もうと誘ってくれる場合もあります。物件と一緒に住む人を両方探さないといけないのがアメリカ留学の大変なところ。
卒業する上級生の部屋に住む
大学を卒業するタイミングで引っ越す人もいるので、仲良くなった上級生がそのパターンで家の条件が良ければ大家さんを紹介してもらってそこに住むという方法もあります。ぼくの友人がこれで最高の家をゲットしてました。
先生や先生の友達
人脈が広い先生であれば、大家さんと友達だったりすることもあります。なので先生に家を探していることを伝えて、条件が合えば大家さんを紹介してもらうのもありです。大家さんも知らない人に貸すよりは自分の知っている人が推薦した人のほうが良いので、スムーズに話が進みます。
ぼくの経験
ぼくが今まで経験したところで言うと、
自分一人でネットを駆使して探すのは途方もない→友達や先生に最大限助けてもらって情報を得る→その中でなんとなく、一緒に住もうorうち一部屋あいてるよor一部屋空いてる家知ってるよという流れになる→そこに落ち着く
という感じです。以下、今までの家探しのエピソードを簡単にご紹介します。
大学の寮
入学してから2年間は大学の寮で生活していました。入学したときに書類で申し込みました。部屋の写真は以下の記事でまとめてます。
先生の家を又借り
廊下で先生と世間話をしているときに夏休みの予定を聞かれ、『夏はLAでインターンをすることになったので、夏だけインターン先に近い家ないかなーと思ってます』と答えたら、ちょうど先生も夏はサマーキャンプで別の大学のプログラムに参加するために家を空けるそうで、又貸ししてくれることになりました。非常に良心的な家賃で、アメリカで初めての完全一人暮らしを経験できました。
友達とアパートをシェア
そろそろ寮から出ようかなあー、と思っているタイミングでクラスメート達から一緒に住もうと声をかけてもらいました。そのときにもうアパートの候補が2つあり、どちらも良さそうだったので抽選があたった方の物件に一緒に住むことにしました。ちなみにアメリカ人3人、中国人1人、ぼくです。アパートの契約満了まで一緒に住んで、契約が切れるタイミングで解散しました。
友達と一軒家をシェア
アパートの契約が切れる前から友達数人に一軒家の空き部屋がないか聞いてました。寮でもアパートでも上の階の騒音が凄まじかったので、次は平屋に住みたいなあーと思っていたんです。そして幸運なことに契約が切れる少し前のタイミングで、平屋に住んでいる友達から部屋が空いたと連絡をもらい、そこに住むことにしました。
LAのシェアハウスに住むために大家さんとやり取りした内容
一応、アメリカでどんな流れで賃貸がはじまるか、一例を記載しておきます。
まず友人に大家さんを紹介してもらう。すでに大家さんの信頼を得ている友人から、彼はいい人だよと事前に大家さんにプッシュしておいてもらう。
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その後大家さんと連絡を取り、内見。
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部屋が良かったので決定。部屋の電球の交換、ボロボロだった網戸の張替え、机や椅子など不要なものの片付けをしてもらうようにお願いしました。また、許可をもらって部屋や家の写真を撮影。後々のトラブル防止のために必ずやっておいた方が良いです。
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引っ越しを自分でするので数日かかること、実際に住むのは翌月だけど荷物を運び込むので部屋は使わせて欲しいと大家さんに連絡し承諾を得る。デポジット500ドルで部屋確保。実際に引っ越すまで約1ヶ月待ってくれました。
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引っ越し作業。自分で夜な夜な荷物を運んで歩いた。マットレスなど大きいものは大家さんが車を出してくれて手伝ってくれた。
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引っ越し完了。大家さんに事前に申告した通りの日から住み始めました。
以上、アメリカ留学に伴うアパート探しについてまとめてみました。虎視眈々と夢のスタジオ一人暮らしを目論んでいるので、そこら辺のことも記事にしていきたいと思います。ではまた!