留学先で日本人以外の友人と話してて、ぼくが影響を受けたことの一つが、みんな“できる”のハードルが非常に低いということ。1回しかやった事がないことに対しても当たり前のように『できるよ!』って言い切るんです。
日本だと、できる事≒得意な事・人より秀でている事、という認識だと思う。慣用的には中級から上級レベルの実力を指す単語という感じですよね。
でも海外だと、できる事≒やったことがあること、という認識の人が多い。彼らは初心から中級レベルの実力でも自信を持ってできると言い切ります。
もしかしたらそっちがグローバルスタンダードで日本人の基準が高すぎるのかもしれない。できるのハードルを下げるとどんな良いことがあるのか。今回はそんなお話です。
スノボができると言う友達とスノボに行ったら
スノーボードができるという友人と実際にスノボに行ったことがあります。
その言い方はとても堂々としていてめっちゃできる感じでした。
で、いざ行ってみたら彼は木の葉で上から下までギリギリ一人で滑って来れるレベル(スキーで言うところのハの字のレベル)。ぼくは日本にいた頃はゲレンデの年パスを購入して一人でスノボに行くような人間だったのでそれなりに滑れます。
でも彼は自信満々に『久しぶりだけど結構滑れたなー!!お前も楽しんでるか?』と聞いてくる。しかも『俺そろそろ上級者コースでも滑れる思うけど、お前も行きたいか?』って。
いやお前デキる風醸し出してたのに全然できないやん!って言おうとしてたぼくはハッとしました。
知らない間に自分は、
【できる事≒得意な事・人より秀でている事】
という認識で生きていたと気が付いた瞬間だったから。
“できる”のハードルを勝手にぶち上げて、さらには自分で勝手に作ったその価値観を他の人にまで勝手に押し付けてるやん俺、って思いました。
爆速で成長できる人間の思考法
ただ一緒にスノボに行っただけの一幕ですが、そこには爆速で成長できる人間の思考法のヒントがあると感じました。
・“できる”のハードルが低い
・だからガンガン挑戦する
・失敗しても全く挫けない
・人と比べない
・とにかくエンジョイ!
そんな彼のスタンスにぼくは感動してしまいました。コイツめちゃくちゃ人生楽しんでるなと。もはやそんな彼がカッコ良く見えた。何度もコケながら楽しそうに滑る彼を見て、コイツが優勝じゃんって心の底から思いました。
できるのハードルを下げる
できるのハードルを下げると、物事を好きでいれる。好きだから続ける。続けるからうまくなる。
哲学的だけど、できるようになることを強く意識しない事で、逆に爆速で成長し結果的にできるようになるという。そんな事を学ばせてもらった体験だったし、それ以上のことも教えてくれた出来事だったと思います。
絵がうまくならない!英語がなかなか話せるようにならない!と悩んでいる読者の方がもしいたら、まずは“できる”のハードルを下げてみてら良いかもしれない。そしてそんな自分の“できる”を全力で肯定してくれる人を見つけられたら、もう最強だと思う。
だからぼくは、自分のできるも誰かのできるも、それを見つけるのがうまい人でありたい。