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Mayaの使いすぎで手首が痛い人におすすめの腱鞘炎予防マウス!

投稿日:2018年3月29日 更新日:

『MayaやAfter Effectsをガンガン使って制作すると、手首が痛くなる…』

 

という悩みを持つ方、いらしゃると思います。

 

ぼくも数年前にAfter Effectsの使いすぎで手首をぶっ壊しました。激痛でしばらくろくにマウスが握れなくなり、一切の作業を中断せざるを得なくなりました。

 

その時痛感した。クリエイターにとって手首は生命線だと。

 

ということで今回は、手首を大切にしつつ思い切り制作をしたい!というクリエイターに向けて、MayaやAfter Effectsにおすすめのマウスをご紹介します。それではどうぞ!



きっかけは短編映画づくり

僕が留学をしているカルアーツのキャラクターアニメーション科では、学生が年に1本短編映画を自主制作する伝統があります。1年生のとき、ぼくはアフターエフェクトというソフトをメインで使用してを短編映画作ることにしました。

 

 

これはペンを使用して液晶タブレットに絵を描くということではなく、マウスのみを使用し、ひたすらカチカチとクリックしながらアニメーションを作成するという事を意味します。

 

 

描いた方が早いような作業も全てマウス。製作期間は8ヶ月。人生で一番手首を酷使する日々の幕開けでした。

 

 

手首が痛くて作業ができない

前半の4ヶ月間、毎日8時間以上マウスを握り続けた結果、当然のように手首がめちゃくちゃ痛くなり作業が完全にできなくなってしまいました。

 

 

そういえばカルアーツ入学当初、色んな先生が手首だけは大切にしろと言っていた。1時間ごとに絶対ストレッチをしろと。

 

 

元々ぼくは日本での大学時代にラクロス部に所属していました。ラクロスというスポーツは激しく手首を動かすため、人より手首を消耗している自覚はあったので、先生の助言を受けて超ケアをしていた。

 

 

それでもやっぱり手首が痛くてマウスが握れなくなってしまいました。

 

 

でもフィルム制作の作業は続けたい。どうしたのもかと考えていたところ、ストレッチをしろと一番口を酸っぱく言っていた先生が、手首に優しい操縦桿みたいなマウスを使っていると知りました。

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腱鞘炎対策に最適なエルゴノミクスマウスとは?

これや!と思って、ネットで色々調べたところ、腱鞘炎対策としてエルゴノミクスマウスなるものがあると発覚。

 

 

エルゴノミクスマウスとは、手首にとって自然な角度を維持したまま使えるマウスのことで、手首の負担と腱鞘炎のリスクを軽減してくれるマウス。一般的なマウスは上から包むように握るのに対し、エルゴノミクスマウスは挟み込むように握って使用します。

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本来人間の手首はチョップをするような角度が一番自然な状態であるため、一般的なマウスは常に手首をひねっている状態になってしまう。それに対し、手首が自然な状態のまま使用できるように垂直に近いデザインのエルゴノミクスマウスは、その形状から一部ではバーチカルマウスとも呼ばれています。

 

 

エルゴノミクスマウスのアマゾンレビューやブログを見る限り、使用者の評判は非常に良いのだけれど、肝心なアフターエフェクトやMayaといったクリエイター系ソフトを使用している人は見つけることができませんでした。

 

 

ネットサーフィンをする分には全く問題なさそうだけど、こんな形状のマウスで映像編集や3Dソフトを扱えるだろうかと少し不安。でも手首の痛みは限界だったので、思い切って買ってみることにしました。

 

 

Anker (アンカー)のエルゴノミクスマウス、開封レビュー

ということで開封レビューです。ぼくが買ったのがこれ。

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散々迷いまくった結果、Anker アンカー CE100人間工学的USB有線マウスを購入。アメリカのアマゾンで15ドルだったのが最大の決め手です。

 

 

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箱を開けてみました。サイドと正面はこんな感じ。めっちゃバーチカルですね。ていうか超カッコ良い!鮫っぽい。もしくは宇宙船。質感はかなりマットな感じでしっとりしてます。

 

 

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通常のマウスと比較してみました。角度がこんなに違います。見るからに持ちやすそう。そしてやっぱりカッコ良い。

 

 

 

エルゴノミクスマウスを使ってみた

前評判通り、手首が自然な角度になるので痛みも違和感もなし。驚くほど快適です、マジで。試しにネットサーフィンをしましたが、もちろん特に問題なし。

 

 

そしていよいよアフターエフェクトにトライ。なんと、何の問題もなく使えるではありませんか!!MayaやPremiere proなど、もちろん他の全てのソフトも問題なく、いやむしろ今までより快適に操作できました!

 

 

もちろん人によっては多少の慣れは必要で、ぼくは普段最大値にしているマウスのトラッキングスピードを少し下げて対応しました。でも2日で完全に慣れた。

 

 

Ankerの同じマウスを買った日本人のコメントをアマゾンで見つけたところ、手が小さいためか指が先まで届かずクリックしづらいとありましたが、僕の手のサイズだとちょうど良かったので一安心。

 

 

手が小さい人向けのコツとしては、クリックするときに親指も使ってつまむようにするとクリックしやすいと思います。通常のマウスはクリックする方向に対してテーブルの抵抗があるので対して力を入れなくてもクリックできますが、エルゴノミクスマウスはクリックする方向に対して抵抗がないので、つまむようにするとやりやすいです。

 

 

手首が痛くならない!!!!

このマウスは本当に今までと疲れ方が全然違う。もちろん作業しているので全く疲れないということはありません。そんな嘘は言いません。活動してエネルギーを消費しているという意味での疲れはもちろんあります。

 

 

ですが、痛くならないのです。そして疲れても違和感は残らない。手首の慢性的な嫌な感じは劇的に改善されました。上述の通りマットな素材で手にピタっと馴染むのもかなりツボ!

 

 

テンション上がりすぎて、これで一生作業できるやん!と思った。(それはそれで地獄)

 

 

今までだったら、長時間作業した後に手首をのばすとバキバキッと音がなっていたのですが、今はそれもなくなりました。

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エルゴノミクスマウス凄い。ネットサーフィンだけでなく、これでクリエイター系の作業ガンガンできます!

 

 

他に気になったやつ

ちなみに、Anker以外の購入候補だったものたちが以下。

サンワサプライ 有線レーザー エルゴノミクス形状 MA-ERG5

他のブログでも結構取り上げられてて気になっていたのですが、ちょっとぼくには大きすぎる気配がしたので断念しました。

 

 

【DELUX】M618-PLUS バーチカル(縦型)マウス

ビジュアルがカッコ良すぎたので本当はこれが欲しかったのですが、アメリカアマゾンでも結構高かったのでこれも却下。でもやっぱりカッコ良いなーこれ。

 

Logicool ロジクール MXTB1s bluetooth ワイヤレス トラックボール MX ERGO Windows,Mac対応 筋緊張20%軽減 8ボタン 高速充電式 2年間無償保証

トラックボールはさすがに違うかなと思って手を出さず。グラフィック系の作業をしているという人の声はちらほら見つけたものの、3Dや映像編集は見つけられませんでした。もしトラックボールでアフターエフェクトやMayaを使用している方がいれば感想を教えて下さい!ちなみにこのマウスは傾斜角を0°と20°に調整できるので、エルゴノミクスマウスのように手首が自然な角度になるような仕組みも備えている。

 

Anker アンカー CE100人間工学的USB有線マウス1000 / 1600 DPI 5ボタン 並行輸入品

ぼくが購入したのがこちらです。価格(アメリカアマゾンで購入)、サイズ感、マットな質感、デザイン、全て申し分なし!常にリュックの中に入っていて、どこに行くにも持ち運んでます。

 

 

まとめ

結論、3D系ソフトも映像編集も問題なくできます!良かった良かった。むしろ普通のマウスよりやりやすい。大満足の投資ができて良かったです。

 

 

今回の件で手首の健康は本当に大切だと学びました。エルゴノミクスマウスは個人的に非常におすすめですが、二度と普通のマウスに戻れなくなるので気を付けて下さい(笑)。




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