海外の美大に興味があるけど学費が高い…。
比較的学費が安くてクオリティも高い海外の美大はどこだろう?
と悩んでいる方も多いはず。
というこで今回は、比較的学費が安く、授業のクオリティも高くて有名な卒業生を数多く輩出しているFITについてご紹介します。
FITはファッションに限らず、様々な分野にも精通しているニューヨーク州立の学校。
ニューヨーク市有数の公立学校の1つであるFITは、デザイン、ファッション、アート、コミュニケーション、ビジネスの分野で国際的に認められている大学です。厳格でユニークで順応性のある学習プログラム、体験学習の機会、アカデミックと業界のパートナーシップ、そして研究、イノベーション、起業家精神への取り組みで知られています。ファッションに限らず、様々な分野にも、活躍する卒業生を数多く輩出しています!
FITのポイント1:アメリカでファッション留学といえばFIT!
FITのポイント2:ライバル校のパーソンズと比べると4分の1の学費!(後述)
FITはアメリカでは名の通ってるニューヨークの有名校で、日本からの留学希望者も多く、ぼくの友人たちもFITに通っていました。なんとあのカルバン・クラインもFITの卒業生です!
FITってどんな大学なの?学費はいくらなの?
という疑問に答えていきます。それではどうぞ!
FITってどんな大学?
FITの正式名称はFashion Institute Technology、日本名ではファッション工科大学と呼ばれています。ファッションに限らず、様々な分野にも精通しているニューヨーク州立の学校です。読み方は現地の人も含めてみんなエフアイティー。フィットと呼ぶ人はいないので気を付けて下さい。
SUNYの一つ
FITは、SUNY(スーニー)の学校の一つです。SUNYというのはState University of New York(ニューヨーク州立大学)の略で、ニューヨーク州にある64キャンパス・40万人超の学生が在籍している全米有数の総合大学機構のこと。FITはのそのうちの一つで、他のSUNYの学校がオルバニー校やバッファロー校などと呼ばれるのに対し、FITはファッション工科大学という独自の名前を持っている数少ない学校です。
英語の入学条件・必要書類
TOEFL80以上、IELTS6.5、Duolingo English 105の英語レベルの証明
立地・アクセス
FITのアドレスは 227 W 27th St, New York, NY 10001.
ニューヨークのメインエリアであるマンハッタンにキャンパスがあります。ここは特にアーティストが多く集まるエリアで、まさに世界のファッションの中心地。タイムズスクエアからも歩ける場所で非常に便利です。大学の周りにはギャラリーやインテリアショップはもちろん、飲食店やスーパーも多く、街ブラしてても楽しいエリアに大学があるのは非常に羨ましいです。
FITの学部・学科
Fashion Design / Communication Design / Interior Design/ Fine Arts/ Illustration / Jewelry Design/ Photography and Related Media/ Textile/Surface Design/ Footwear and Accessories Design
FITはその名の通りファッションやデザインに強い大学で、中でも有名なのはやはりファッションデザインやファッションビジネスといったファッション関連の学科です。その他にもアートやインテリア、アクセサリーの学科も人気です。
コース
- AAS:準学士コース。四年制大学の下二年。(学部によって一年コースもあり)
- BFA:学士コース。四年制大学の上二年。
- Graduate:修士コース。大学院のこと。
FITの学費
Semester(セメスター)というのが日本でいう学期。FITは年間2セメスターで構成されています。気になる学費がこちら。
- AAS:$7,935.00 per semester (学期毎)
- BFA:$10,846.00 per semester (学期毎)
※各セメスターごとの授業料の詳細は公式サイトを参照してみて下さい。随時改定されます。
為替にもよりますが、AASで年間$15,870=約164万($1=103円の場合)。日本の私立大学より少し高いくらいを推移しています。ちなみにニューヨークの他の有名校パーソンズやプラットなどの私立大学の学費はこの4倍くらいします。アメリカだとこれでもFITは比較的に学費が安い大学にあたるので、これがFITが人気の理由のひとつです。
授業料は随時改定されるので、必ず公式サイトからご自身でチェックしてください。また専攻のプログラムによって授業料は異なります。学部・学科によっては授業料の他に教材費が必要となる場合があります。
留学費用、どう工面する?
留学費用の工面は最も大きなハードルのひとつです。各々の状況に応じて留学費用を集める戦略は様々考えられますが、
- 移住して生活コストを下げる
- 貯金する
- 借金・奨学金を利用する
- 転職して稼ぐ
- 副業をする
という方法が考えられます。
副業の中でも、特にブログのポテンシャルについては以下の記事で詳しく解説しています。学費が必要な人はブログでレベル上げて物理で殴りましょう。
有名な卒業生
- カルバン・クライン
- マイケル・コース
- ニーナ・ガルシア
卒業生には著名人も多く、やっぱりファッション業界で活躍している人が多いです。
留学体験談
FITを卒業したTOMOMIさんのインタビューです!
Q.現在通っている、または通っていた大学と専攻を教えてください。
Fashion Institute of Technology(FIT)
Jewelry Design
Q.どのようなクラスを取っていましたか?
ジュエリーメイキング、3D design, rendingのクラス、その他ベーシックなアートのクラス
Q.学期中の生活サイクルを教えてください
週5で朝から夜まで学校でした。授業がないときも学校にきて、制作をしていました。
週末も課題に追われる毎日で、出来る限り週末でも時間がある時は学校に行くようにしていました。
Q.クラス内の留学生の比率など分かったら教えてください。
20人ほどいましたが、大体アメリカ人、留学生は6:4くらいの比率でした。
Q.卒業後どうするか考えていることはありますか?
去年卒業し、その後はOPTを利用してジュエリー職人として仕事を始めました。併せてジュエリーデザイナーの仕事も頂いているのでそちらもしています。今後もしばらくはジュエリー職人兼デザイナーとして経験を積み、ゆくゆくは自分のブランドを立ち上げたいと思っています。
Q.これからこの大学を受けようとしている学生になにかメッセージをください!
思い立ったが吉日。やりたいことがあればすぐに準備を始めてください。でもただ漠然と始めるのではなく、きちんとスケジュールを立てて。明確な目標があれば、そこからブレることもないし、大きな間違いをすることもない、時間も節約できます。学校での授業はデザイン系だとかなり厳しいものになるので、今のうちにきちんと体を休めておくこともおすすめします。
Fashion Institute of Technology / TOMOMIさんのインタビュー全文はこちらから
関連記事:美大留学・海外の美大受験についてよく聞かれることまとめ
海外の美大を目指すなら
以上、ニューヨークにあるFITという大学をご紹介しました。気になる人は出願に必要なポートフォリオなども調べてみてください!
海外で準備したい人
ぼくはニューヨークにあるP.I. Art Centerという学校で出願用のポートフォリオを作りました。海外の有名大学で講師をしていた経験がある先生ばかりで、本当に助けてもらいました。日本人スタッフさんもいるので、何かあっても日本語で相談できます。
アニメーションだけでなく、ファッションやデザイン留学にも強いので、アメリカのアート・デザイン系大学や大学院への進学を目指している方は是非問い合わせてみてください。また学費が安いコースもあるので、大学進学は考えていないけれど学生ビザを維持しながらNYでアートを学んでみたいと思っている方にもおすすめです。
P.I. Art Centerへのお問い合わせはこちらから。
上記のリンクからP.I.の日本人アドバイザーの中沢さんへ直接問い合わせることができます。日本語でのご相談やご質問ももちろん可能です。
日本国内で準備したい人
今の状況だとポートフォリオ作成や美大受験準備のためにニューヨークに行くというのはまだまだ難しいのが現状です。そこでオンラインという選択肢もあります。
海外美大の受験対策コース、ぼくらだったらこうするのに。ついにそれを形にしました。学習から出願まで、全てオンラインで完結するアート専門の留学サポートです。ぼくも講師を務めます。海外のアート留学に挑戦したい方、留学を「夢」として終わらせてしまうのではなく、一緒に大きな挑戦をし世界で活躍しましょう!
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