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ちょっと毛筆と刷毛でクロッキーしてみた

投稿日:2018年11月10日 更新日:

今回はクロッキーに関する記事です。海外美大留学を目指してポートフォリオを作成している方や、クロッキーを始めたけど伸び悩んでいるという方の参考になれば幸いです。

 

 

さて、クロッキーをするときの画材ですが、皆さんは何を使って描くことが多いですか?

 

 

ぼくは最近はチャコールペンシルで描いています。というか今年の先生はチャコールペンシルを激しく推奨(もはや義務)してくるので、全員チャコールペンシル使ってます。

 

 

この硬さがミディアムのやつが描きやすくて気に入っています。

 

 

チャコールペンシルや鉛筆など、ディテールを描きやすい画材でクロッキーしてるとき、

 

・どうも細部ばかりに目がいってしまい、気が付いたら全体のバランスがばらばら、

・もっと大雑把に全体を捉えられるようになりたい…

 

なんて経験ないですか?

 

 

そんな方にぼくが強くおすすめしたいのが、毛筆や刷毛を使ったクロッキー!理由は非常にシンプルで、ディテールの描き込みに不向きな画材を使うことで、全体を大きく観察する力を鍛えられるからです!

 

 

毛筆や刷毛を使ったら大雑把に描くしかないですからね。ということで、普通にチャコールで描いたもの、毛筆、そして刷毛と3種類のクロッキーをご紹介します。



チャコールペンシルでクロッキー

ぼくは短いポーズの時でも大きく描くようにしてます。普段18インチ24インチのクロッキー帳を使用していますが、1分以下のポーズの際はそれを横長にして、同じ画面に複数ポーズ描きます。

 

 

短時間のポーズだからといって手のひらサイズの小さい絵を描くことはしません。あまり小さく描いていしまうと絵の狂いが見つけにくくて、自分でフィードバックできないからです。

 

 

30秒ポーズ

 

 

1分ポーズ

 

 

2分以上のポーズからは、ひとつの画面にひとつのポーズを描きます。短いポーズは準備運動の意味も込めてなるべく腕全体を大きく使って描くようにしています。以下は全て2分ポーズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2分ポーズでのびのび描けないと5分や10分ポーズで縮こまってしまうというニューヨーク時代の先生の教えに従い、なるべく早い段階で一度振り切って大きく腕を動かすようにしています。

 

 

もちろん短時間ポーズでもプロポーションを正しく捉えようと意識することもあるし、自分の状況や先生からのアドバイスによって、目的を変えています。

 

 

お次は5分ポーズです。

 

 

 

 

毛筆でクロッキー



さて、ここからは毛筆クロッキー。細部にばかり目がいって最近全体を見れてないなーと思ったときに毛筆と墨を使ってブレイクスルーを試みてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ザクザク描くしかないので、自然と全体を観るようになります。手元が柔軟になるような気もするし、個人的にかなりおすすめです。

 

 

刷毛でクロッキー

ちなみにこちらは刷毛と墨。確か5分ポーズ。

 

 

 

 

 

 

これも最初は大雑把にざくっと描く練習をしようと思って取り入れてみたのですが、墨が乾ききる前にペーパータオルでふき取ることで面白いテクスチャが生まれることを発見し、楽しくなって色々試しちゃいました。

 

 

ホワイトチャコールで仕上げをしましたが、白い紙じゃなくてグレーのボール紙を使えばもっとホワイトチャコールが生かせたと思います。ということで次回はボール紙を使ってまた実験したい。

 

 

大雑把に描けるし、テクスチャでも遊べる。刷毛、かなり楽しいです!

 

 

まとめ

ということで、クロッキーで伸び悩んだときにおすすめの毛筆と刷毛を使ったクロッキーをご紹介しました。毛筆と墨はダイソーで買ったやつを使いましたが全く問題なし。

 

 

ディテールばかりに目がいってしまって大雑把に捉えるのが苦手な人は是非お試しあれ。たまに普段と違う画材を使うと新しい発見があって楽しいですよ。

 

 

他の作品はインスタ(@art_yusuke)に掲載しているので、よければチェケラください。では!

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