先日、母校のCalifornia Institute of the Arts(カルアーツ)にて、夏のオンラインプログラムの外部講師として授業を担当してきました。
海外の美大で授業を担当するというのはもうずっとやりたかったことだったので、実現できて非常に嬉しかったし楽しかったです!
以前はアート留学センターで授業をさせて頂いていました。
そちらも非常に充実していてめちゃくちゃ楽しかったのですが、こちらの記事でも少し触れた通り、美大受験のために絵を教えるのとは違った文脈で絵の授業を展開したいという気持ちが芽生えつつありました。かつ、それを英語でやってみたかった。
今回それが初めて実現してとても嬉しいです。
色々と収穫はあったけれど、英語で授業をやったという一応の事実には自分の事ながら結構驚いています。
出来るとは思っていたけれど不安もあった。でもいざやってみたら、思っていたよりは全然いけたし、どうすれば次のレベルにいけるかも具体的に分かった。良かったです。
今の英語力のままでは全く太刀打ちできないと感じる部分も当然ありました。ここは今後の課題として、前向きに成長していく所存。
教える時によく学ぶ。
これは実体験を通して、自分の中ではほぼ不変の事実として定着しています。
自分の授業をやりたいのは何よりもまず、それを通して絵描きとしての自分の技術がすごい速度で伸びていくからです。
そして純粋な好奇心によって集まった人たちが、インタラクティブ(皆が教師で皆が生徒)にモノづくりする環境が単純に大好きで、そこにもっと身を置いておきたいからです。
パンデミックによってそれが一部オンラインに替わったまま卒業したこともあり、『いつかまた戻りたい。あの環境をもっと味わいたい』という思いがありました。
それもアメリカの美大で授業をやってみたかった理由のひとつです。
ただ実際にやってみると、当然ながら自分の至らない点が数多くある事に気が付き、改めて自分の恩師である先生方の技量と人格は凄まじいと感じました。
とはいえ、実際の授業を通してしか身に付かないことだらけだと再認識できたので、色々なところでとにかく授業を展開しながらブラッシュアップしていくのが一番だなと思っています。
ということで、道中楽しみながら、今後も動いていこうと思います。では!