海外美術大学に合格した後も、やらなければならない事務処理がたくさんあります。
カルアーツの場合は合格発表が大体3月10日前後くらいから始まり、9月頭に入寮するまでに半年ほど時間がありますが、事務処理にはそれぞれにデッドラインが設けられており、抜けもれのないよう確認しながらすべて完了させなければなりません。
どの大学でも大体同じような感じだと思いますが、カルアーツの場合を例にとって、どんな事務処理が必要になるかまとめていきます。
事務処理一覧
ざっくり分けると以下の通りです。
・大学への所属の確定(必須)
・I-20の取得(必須)
・VISAの取得(必須)
・住居の確保(必須)
・健康診断(必須)
以下からそれぞれ細かくみていきます。
大学への所属の確定
合格後してもそのまま即入学決定となるわけではなく、所定の手続きを完了させることで大学への所属が確定されます。
・Statement of Intent to Register (SIR)へのデジタル署名
合格を受け入れるというサインです
・デポジット金$700の支払
これはオンライン決済可能です。
ここまでを済ませると、@calartsのメールアドレスがゲットできます。かっちょいいですねーこのドメイン。
また、合格発表から5日後くらいから奨学金の結果を個人のページから確認することができます。これは合格から数週間後の事もあるそうで、人によってタイミングはバラバラみたい。
I-20の取得
その後はI-20(在学証明書)の取得、F-1ビザの取得へと進んでいきます。F-1ビザの取得には必ずI-20が必要になるので、まずはI-20からです。
以下を期日までに学校へ提出します(ぼくの場合は5月1日まででした)。
・英文の残高証明書(コピーと原本)
・Declaration of Finance(大学から送られてくる書類)
・パスポートのコピー
上記3点をメールで送り、残高証明書は原本も大学へ郵送します。
注意すべきはDeclaration of Finance。スポンサーが両親ならば記入は上半分のみでOKですが、親以外の全ての人(祖父母、叔父、叔母含む)がスポンサーの場合は下部も記入しなければなりません。公証役場へ行ってサインをしてもらう必要があります。
この3つを送ると、大学からI-20が発行されます。
VISAの取得
I-20が届いたらVISAの取得をします。
所定の書類を全て揃えて、アメリカ大使館に面接を受けに行きます。必要な書類は以下の通り。
・パスポート
・I-20
・DS-160確認ページ
・証明写真1枚 (5cmx5cm、6ヶ月以内に撮影した背景白のカラー写真)DS-160確認ページ左上部に写真を上下逆さまに顔にテープがかからないように張り付ける)
・面接予約確認書
・SEVIS支払確認書
・英文の残高証明書(口座名義人が本人以外の場合、本人との関係を証明する英文書類も必要)
これらを揃えたら面接予約をして、面接です。
住居の確保
オンキャンパスの寮に入る場合は以下の書類の提出が必要です。
・Housing Deposit
・Housing Application