Quillに関するチュートリアルは英語で検索すれば結構出てきますが、どれから見れば良いのか分からない!という方のために、自分が参考になったものをまとめてみました。
自分のメモのような役割も兼ねてますが、これからQuillを始める人の参考になれば幸いです。
ペインティングとアニメーションの基礎
これからQuillをはじめるという人に何よりもまずオススメなのが、Quillの第一人者であるGoro Fujitaさんのチュートリアルです。ペインティングとアニメーションの基礎に関して、1時間超えというボリューム満点の内容で教えてくれています。コントローラーの操作方法も含めて解説してくれているので、まずはこれから勉強すると良いと思います。これが無料ってすげえ…。
キャラクターを描く方法
表面がスムーズなオブジェクトを作るためのチュートリアル。キャラクターの造形に最も頻繁に使われるテクニックのひとつです。キャラクターを描くとなると2Dで作業するときと同じように描いてしまいがちですが、VRの場合は描くというよりは粘土をこねる感覚と絵を描く感覚の両方をいったりきたりしながら作業するとうまくいきます。
まず複数の線を組み合わせることで粘土のような塊を作り、グラブツールを利用してその形を整えることでキャラクターを造形していくという手順です。こうすることで、表面がスムーズになる、グラブツールで粘土のように造形できる、色を塗りやすくなるというメリットがあります。ポリゴン数が増えてしまうのがデメリットなので、使い所が大切です。
キャラクターの顔を描く
少ないポリゴンで効果的にキャラクターの顔を描くチュートリアル。解剖学的な骨格に沿って描いていくプロセスがとてもおもしろい。同じ方法で描けばアニメーションをつけやすいキャラクターの顔を作ることができます。
ライティングに関するチュートリアル
Quillにはライティングの機能がないので、自分で光と影をペイントする必要があります。この方法であれば、作成したアニメーションをコピーして塗り直すだけなので数秒で作業が完了する。でもポリゴン数が最低でも倍になってしまうので、そこだけ注意。同チャンネルには他にも基本的なテクニックのチュートリアルがあります。分かりやすいのでおすすめ。
真っ直ぐな建物を描く方法
Quillで建物などを正確に描写をするためのチュートリアル。Quillは有機的な表現に強く、ハードサーフェス(無機質なものや工業製品など)な表現にはあまり向いていません。ハードサーフェスモデリングをしたいなら他の3Dソフトを使用した方が良いですが、どうしてもQuillでやりたい場合はこちらが参考になります。規則正しい建物などだったらこの方法を使えばQuillでも作成できます。
各種エフェクト表現
キャラクターモデリングからエフェクト表現、アニメーションまでを網羅した包括的なチュートリアル。扱っている範囲が多岐に渡る分、個々の説明は若干浅いですが、エフェクトに関する実践的なテクニックは非常に勉強になります。Quillの可能性に圧倒されること間違いなし。
3DモデルをQuillにインポートする方法
MayaやOculus Mediumで作った3DモデルをQuillにインポートする方法です。トランスフォームキーを使えば、アニメーションをつけることもできます。
- 現在Quillに対応している3Dファイル形式はobjとfbx
- Vertex colorは適用される場合とされない場合がある
- テクスチャは適用されない
- ローポリモデルでないと認識されない
記事にまとめたのでこちらもどうぞ。
Quillで作成したアニメーションをUnityにインポートする方法
Quillで作成したアニメーションをエクスポートし、Unityにインポートするためのチュートリアルです。QuillのアニメーションをUnityで再現するためには特別なShaderが必要になりますが、そのリンクは動画概要欄に掲載されています。少しテクニカルな内容です。
まとめ
以上、VRペインティングソフト『Quill』の使い方チュートリアルをまとめてみました。参考になるチュートリアルは今後も随時更新していきます。また、自分の勉強記録もブログでまとめていこう思います。
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