A. 外国にいても日本の国政選挙に投票できます!渡航前の申請をお忘れなく。
海外に行ったら日本の選挙ってどうなるんだろう?大事なことなのに意外と知らないですよね。そこで今回は在外選挙制度についてご紹介します。
海外に居ても日本の国政選挙に投票できる制度を在外選挙制度といいます。
在外選挙の対象は、衆議院議員及び参議院議員の選挙で、在外選挙人名簿に登録された市区町村の属する選挙区となります。
在外選挙制度を利用するための具体的な方法や流れについて、詳しくみていきましょう!
申請は国内でできる
海外で日本の国政選挙に投票するための申請が、日本国内でできるようになりました。
手続きはいたって簡単で、海外転出届を提出する際に在外選挙人名簿への登録を申請するだけ。申請できる期間は、転出届を提出した日から転出届に記載された転出予定日までの間です。
これまで同様、海外へ渡航後でも申請できるようですが、日本で済ませた方が圧倒的に簡単です!
申請に必要なもの
【本人が申請する場合】
・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、旅券など)
【申請者からの委任を受けた方の申請の場合】
・申請者の本人確認書類
・申請者の申出書
・申請に来ている方の本人確認書類
申請の流れ
1.海外転出届を提出する際に、在外選挙人名簿への登録をする。
申請書は役所の窓口で入手できる。
2.外国に到着したら在留届を日本大使館や総領事館、またはインターネットから提出する
在留届によって外国での住所が確認できたら、在外選挙人名簿へ登録完了となる。
3.登録完了後、在外選挙人証が発行される。
在外公館(日本大使館や総領事館)または郵送で在外選挙人証を受け取る。
4.在外選挙人証を持って選挙に行く。
在外公館での投票、または郵便での投票が可能。
投票方法について
在外選挙人証が発行されたら後は投票に行くだけです。
しかし在外公館投票が実施される場合とされない場合があるので、外務省のホームページで最寄りの日本大使館や総領事館について確認する必要があります。
在外公館投票が実施される場合は、在外選挙人証と身分証明証を持って直接在外公館へ行きます。
在外公館投票が実施されない場合は、郵便で投票をすることもできます。詳細は総務省ホームページを確認して下さい。
まとめ
今回は海外滞在中に日本の国政選挙に投票する方法についてまとめました。海外転勤や留学に伴う事務処理をする上で少しでも参考になれば幸いです。
在外選挙制度やその申請方法のの詳細は、市区町村の選挙管理委員会や総務省のホームページにて確認して下さい。では!