海外美大受験

海外の美大に入学するには?海外美大受験の全貌を明かす

投稿日:2017年4月12日 更新日:

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海外美大留学を希望している人の中には、そもそも受験のプロセスが全くイメージできない人もいると思います。

 

そこで今回は、海外美大受験の概要をご紹介します。



 

日本とアメリカでこんなに違う美大受験

日本の美大受験には、筆記試験と実技試験があります。

 

実技試験は、指定された会場へ行き、その場でデッサンや油絵を描くというものです。

 

一方、海外美大受験は全てオンラインで行われます。

 

・期日までに求められているものを提出する

・それをもとに合否が判断される

 

というのが海外美大受験の基本的な中身です。

 

海外の大学院であれば、Skype面接等も必要となってきますが、海外の四年制美術大学という前提でまとめていきます。

 

海外美大受験の概要

海外美大受験って何をするの?と訊かれることが多いですが、

 

  1. 自分のメジャー(専攻)を決める
  2. アプライ(出願)したい大学を決める
  3. 大学のホームページで、アプライの期日を調べる
  4. 大学のホームページで、提出しなければならいものを調べる
  5. 期日までに提出しなければならないものを揃える
  6. 提出する

 

これが基本的な流れとなります。

 

1~4はなるべく早く済ませましょう。後述しますが、成績証明書の取得は早めに行った方が良いです。

 

 1. 自分のメジャー(専攻)を決める

まずは大学で学びたい事を明確にしましょう。

 

日本の大学に進学するときと同じですね。

 

やりたいことがわからないという人は自分探し系ブログでも漁ってくれ。

 

2. アプライ(出願)したい大学を決める





この作業は結構時間がかかるかもしれません。

 

英語が堪能で海外大学のホームページが読めても、大学の実際の評価は現地にいないとなかなか入手できないからです。

 

何らかの理由で行きたい大学が元々あれば良いですが、海外の美大に留学してみたいけどどの大学が良いのかさっぱり分からないという場合は、地道なリサーチが必要です。

 

ちなみにアニメーションをやりたい人なら、カルアーツ、アートセンター、SVAあたりが例年人気です。

カルアーツの授業や課題、校風はこんな感じです。

 

 

 3. 大学のホームページで、アプライの期日を調べる

海外美大受験は、入学するタイミング毎に、複数の締切日が設定されているのが特徴です。

 

最もオーソドックスな9月入学の場合、締め切りは12月~2月。

 

1月入学の場合の締切は10月頃です。

 

 

4. 大学のホームページで、提出しなければならいものを調べる

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ここからが海外美大受験ならではの内容になってきます。

 

カルアーツを例にとって説明すると、

 

・ポートフォリオ(作品20点以上)

・TOEFLスコア80点以上

・スケッチブック

・エッセイ

・VIDEOエッセイ

・高校もしくは大学の成績証明書(英文)

・推薦文2通

 

が必要です。

 

カルアーツに限らず、基本的にどこの大学もこんな感じで、ポートフォリオの作品数に違いがあったり、スケッチブックの提出が必須じゃなかったり、そのくらいの差だと思います。

 

※スケッチブック、VIDEOエッセイ、推薦文は必要ない大学もあります。

※TOEFLスコアは大学によって異なります。IELTSのスコアでも大丈夫です。

 

5. 期日までに提出しなければならないものを揃える

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これらを期日までに揃えて提出するというのが海外美大受験の中身なのですが、なぜ海外美大受験が大変(というかめんどうくさい)かというと、簡単に準備できるものが少ないからなんです。

 

時間をかけずに入手できるのは成績証明書しかありません。逆に圧倒的に時間がかかるのはポートフォリオとTOEFL。

 

それぞれ、準備に必要な期間の目安はこんな感じ。

 

ポートフォリオ:4ヶ月~1年
基礎画力がある人で、ポートフォリオ作成に4ヶ月~半年くらいかかります。
アート初心者であれば、ポートフォリオ作成前に基本的な勉強から始める必要があるので、トータルで最低1年はかかります。
初心者が奨学金付き合格を目指したいなら2年くらいが目安でしょうか。

関連記事:アート初心者必見!海外美大受験で一番大切なポートフォリオについて解説する海外美大受験に落ちてわかったポートフォリオのつくり方

 

TOEFLスコア:4ヶ月
TOEFLは英語力によりますが、高校3年生くらいの英語力の人が本気で取り組んで4ヶ月くらいじゃないかと思っています。個人的に。
1回TOEFL受けてください。TOEFL 50点あれば4ヶ月で80点はいくでしょう、たぶん。

関連記事:TOEFLってどんなテストなの?~鬼畜試験の概要についてまとめてみた~

 

スケッチブック:1ヶ月/冊
1冊終わらせるのに1ヶ月はかかります。
カルアーツに行きたいなら2~3冊は提出した方が良いですな。

関連記事:ポートフォリオにスケッチブックの提出がある場合の注意点~カルアーツに合格したい人必見~

 

 

エッセイ:2週間
エッセイは大学によってはタフな質問をされるので、リライトも含めると2週間くらいかかります。

 

 

VIDEOエッセイ:2~3日

面接がない代わりに最近新たに加わったのがこいつ。

・自己紹介をして下さい

・自分のポートフォリオの中で一番好きな作品を紹介して下さい

などの設問があり、自分でそれに答えているところを動画に撮ります。

奇をてらう必要は全くありません。普段の自分のままでOK。

 

 

高校or大学の成績証明書:1日~1週間
学校によっては即日発行してくれるところもありますが、長くてもいたい1週間程度で作成してくれるはずです。
入手事態は簡単なのですが、GPAが3.0以下の人は足切りされる可能性があります。
その場合は海外のコミカレなどに通い、GPAのポイントを改善させなければなりません。
コミカレにいくとなるとスケジュールが大きく変わってくるので、まず最初にGPAの概算を出しましょう。
GPAの計算式は大学によって異なるので、質問して確認しましょう。

 

 

推薦文:2週間
書いてくれる人がいればそんなに大変ではないです(推薦する人は大変ですが…)。
推薦してくれる人の予定もありますし、アプライ前の年末なんて全人類が忙しい時期なので、早めにお願いしておきましょう。

 

6. 提出する

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全てのものが揃ったら、あとは提出するだけです。

 

提出の仕方は以下の通り。

 

ポートフォリオ:Slideroomにアップロード
Slideroomと呼ばれるクラウドサービスを使用している大学がほとんどです。
このサイトで自分のアカウントを作り、ファイルをアップロードしていくだけです。
作業としては簡単だけど、アップロードする前に作品の順番やディスクリプションを考えないといけない。

 

TOEFLスコア:ETSから大学へ郵送
時間とお金がかかる。

自分で送るのではなく、ETSに依頼し、ETSから大学へ直接送ってもらいます。

これがめっちゃ時間がかかる。

詳しくはこちら:TOEFLのスコアが大学に届いていなかったからクレームの電話をした話。

 

スケッチブック:直接大学へ郵送
時間とお金がかかる。

 

エッセイと推薦文:大学独自のアプリケーションフォームへアップロード
大学のホームページからアプライ用アカウントを作り、アプリケーションフォームにアップロードします。簡単。
ただし推薦文は推薦者からアップしてもらうことになります。
推薦者情報を入力するとその推薦者のアドレスにリンクが飛ぶので、そこに推薦文をアップしてもらいます。

 

VIDEOエッセイ: Slideroomにアップロード
注意しないといけないのが、Slideroomにはアップできる作品の上限数が設定されているのですが、このVIDEOエッセイもそれにカウントされるということです。

つまりSlideroomの上限数が20で、VIDEOエッセイも求められている場合、アップできる実際の作品数は19となります。

 

成績証明書:直接大学へ郵送

時間とお金がかかる。

 

郵送についての諸注意

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ニューヨークは非常にしっかりしているので、ニューヨークにある美大に書類等を郵送する場合は恐らく問題ないですが、

 

カリフォルニアの郵便局はかなりずさんな事で有名で、すぐ紛失されたり、一ヶ月たってから宛先不明で戻されたりします。宛先ちゃんと書いてあるのに。

 

こればかりはどうしようもないですが、

 

・送り先と自分の住所を適切な箇所に、正しく大きく綺麗に書くこと

・早めに送ること

・追跡サービスをつけること

・一応PDFデータを、大学にメールで提出すること

 

を最低限心がけましょう。

 

奨学金について

大抵の大学は、アプライをすると自動的に大学が設置している奨学金制度の選考対象になるので、奨学金制度用の申込みは不要な場合が多いです。

 

しかし留学生に対して奨学金を出す大学は極めて少なく、奨学金を出したとしても年間100万円以下のケースが多いのが事実。

 

ですが、日本国内には、高校生や大学生を対象とした公的機関や民間団体の奨学金制度がたくさんあるので、10代後半から20代前半の方は、探してみることをおすすめします。

 

まとめ

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海外美大受験においての鬼門はやはり、ポートフォリオとTOEFLだと思います。

 

エッセイも結構めんどうくさいけど。

 

TOEFLスコアが足りないと無条件で落とされる大学も多いので、海外美大に留学したい人は今すぐ英語の勉強を始めましょう。

 

※アプライの期日や必要書類は毎年少しずつ異なるため、必ず自分で実際の大学のホームページを確認して下さい。

 

ぼくはニューヨークにあるP.I. Art Centerという学校でアート留学をしました。海外の有名大学で講師をしていた経験がある先生ばかりで、本当に助けてもらいました。日本人スタッフさんもいるので、何かあっても日本語で相談できます。

 

アニメーションだけでなく、ファッションやデザイン留学にも強いので、アメリカのアート・デザイン系大学や大学院への進学を目指している方は是非問い合わせてみてください。また学費が安いコースもあるので、大学進学は考えていないけれど学生ビザを維持しながらNYでアートを学んでみたいと思っている方にもおすすめです。

 

P.I. Art Centerへのお問い合わせはこちらから。

 

上記のリンクからP.I.の日本人アドバイザーの中沢さんへ直接問い合わせることができます。日本語でのご相談やご質問ももちろん可能です。




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