元会社員の俺がカルアーツで勉強してる話

アメリカの美大の学期末ってどんな感じなの?1年目後期編!

投稿日:2018年5月5日 更新日:





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現在アメリカの美大にてアニメーションを勉強中の髭猿です。つい先週、後期の学期末の課題が終わり、落ち着いた日常を取り戻しました。

 

 

ちなみにアメリカの大学では学期末の課題の事をファイナルと呼びます。以前こちらの記事で、ぼくが留学しているカルアーツの1年目前期のファイナルについてご紹介しました。

連日徹夜?!アメリカの美大の学期末ってどんな感じなの?

 

 

なので今回は、カルアーツ1年目後期のファイナルについて、まとめようと思います。

 

 

1. 好きな音楽を選び、ミュージカル的なアニマティックを作る

これはグループワークでの課題で、ぼくのチームは4人。音楽は自分たちで選ぶことができるので、クラシック音楽をチョイスしました。

 

 

音楽を選んだ後にキャラクターを複数与えられて、それぞれのキャラクターの個性と音楽の雰囲気を考えながらストーリーを考え、アニマティックを作成します。

 

 

ストーリーの設定、どのシーンを担当するか、編集作業など、完成までにチームミーティングを4回しました。選んだクラシック音楽がリズムの良いハイテンポな曲だったので、色んなアイディアを詰め込めて楽しかったのですが、やっぱりグループワークはツラい。英語力的に。

 

 

チームへの申し訳なさと自分への悔しさを常に感じながらの作業なので結構疲れましたが、やはりアニマティックを作るとストーリーテリングやタイミングなど、実践的なことをたくさん学べるので良かったです。

 

 

2. 2Dアニメーション作成


これは、画面左から何かオブジェクトがやって来て、何かが起こり、別のオブジェクトが画面右へ消えていくという2Dアニメーションを作成する課題です。

 

 

実はこの課題、クラスの席順に沿って順番を決め、事前に何を画面右へ流すかを生徒同士で共有してから作成しているため、クラス全員で繋げるとひとつのアニメーションになるという仕組み。

 

 

グループワークではないものの、最後の授業で全員の作品を繋げて上映したときはかなり盛り上がって面白かったです。

 

 

ぼくはペーパーカットアウトアニメーションを極めるべく、TVpaintではなくまた懲りずにアフターエフェクトを使って課題をこなしました。決して手描きのフルアニメーションを作る時間がなかったわけではないです。はい。

 

 

3. パースに沿った外観もしくは内観の絵を描く

パースペクティブ(透視図法)のクラスの課題で、陰影はなし、線のみで建物の内観か外観を描けというものです。

 

 

パースは1点透視でも2点透視でも3点透視でも良いというかなり緩い設定でした。ぼくは1点透視で日本の温泉街を描きました。

 

 

ちょうど温泉行きたくてたまらなかったので。

 

 

4. 3Dモデリング

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Mayaでモデリングして、UVマップを使ってテクスチャーを付けて、ライトニングで雰囲気を作ってレンダリング後の静止画を提出するという課題。

 

 

これはライトニングに苦戦して、上級生に色々教えてもらいました。今の自分の実力だとPhotoshopで描いた方が速いな・・・なんて思いましたが、最終的にはMaya面白いじゃん!と思えました。

 

 

入学してからずっと苦手意識があったMayaに少しでもポジティブな感情を抱けたのは大きい。次の学期はもう少しMayaも触っていきたい。

 

 

5. エッセイ

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後期のファイナルは英語のライティングの課題があって、これが一番厄介でした・・・。

 

 

課題文(トランプの大統領選挙に関する記事)を4~5つ読み、それぞれの記事の関係性を5ページでまとめるという謎課題でして。

 

 

そもそもぼくは恥ずかしながら日本の大学に通っていた頃もろくにエッセイを書いていないし、法学部卒なので卒論も書いたことがありません。なのでアカデミックライティングの基礎がまるでない。

 

 

基礎が無い更地の上にこのブログで培ったささやかなスキル(英語非対応)が掘立小屋みたく建っている。吹けば飛ぶようなスキルしかないわけです。

 

 

当然の如く、全課題の中で一番時間を費やす結果に。図書館にあるライティングセンターという文字通りライティングを助けてくれる施設に行き、フォローして頂いて(フルボッコして頂いて)何とか提出できました。

 

 

編集後記





以上、カルアーツキャラクターアニメーション科の1年目後期のファイナルをまとめてみました。後期はフィルム作成があるので、正直前期よりもちょっと軽めの課題だったような気がします。

 

 

ただエッセイは辛かった。本当にアカデミックな英語力不足を痛感しました。

 

 

先生は非常に優しくて、もちろんエッセイに対しても協力的だったのですが、いかんせんぼくがポンコツだった。髭猿改め髭猿a.k.a英語非対応に管理人の名前変えようかと思った。

 

 

ちなみに先生はインターンの選考の事でもとても助けてくれて、辛かったけどこの授業を取って良かったと思いました。

 

 

来年はもっとエッセイの課題が増えるのだろうかと怯えつつ、でもやっぱりエッセイ書くと英語力が上がると実感できるのでやった方が良いよなと思いつつ。ライティングセンターを有効活用すれば立ち向かえるかもと淡い期待を抱きつつ。そんな感じです!では!

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