『留学してみたいけど、高い買い物だから失敗や後悔は絶対にしたくない…!』
『留学して良かった話だけじゃなくて、留学経験者の失敗や後悔事例を知りたい!』
と思っている人も多いはず。実際にぼくも留学する前に気になっていました。ということで、アメリカで国籍問わず約250人の留学生の生活を見てきたアート留学センター代表のYoshiさんに留学の失敗談・後悔話を聞いて、まとめてみました。
失敗や後悔を知れば、何に気を付ければいいか具体的な対処ができる!成功する留学経験の第一歩としてお読み頂ければ幸いです。それではどうぞ!
海外で遊んでしまうパターン
なんとなく海外への憧れで留学したけど、結局遊んでしまったという失敗パターン。
とりあえず海外で生活してみたいとか、海外のキャンパスライフを送ってみたい!という動機で留学した人をぼくも何人か見てきましたが、
- これを勉強したいからこの大学に行きたい!
- この職につきたいからこの大学で学びたい!
という具体的な目標がない人は、結局現地で遊んでしまいあまり勉強しない人が多い印象です。逆に最初から目標が明確な人は、困難があってもそれを乗り越えながらずっと走り続けています。
具体的な目標を持って留学に挑む!
日本人ばかりと行動してしまうパターン
最初は海外での生活が不安だからとりあえず慣れるまで、と思いつつ結局ずっと日本人と行動してしまうパターン。
日本人と行動しすぎて全然語学力が伸びなかったというのもよく聞く留学後悔あるあるです。確かに最初は不安だと思いますが、そこを英語で切り抜けていく過程こそが留学の醍醐味です。むしろ最初は日本人となるべく一緒に行動しないようにして、海外生活や英語に慣れてから日本人と一緒に遊ぶのが良いと思います。日本人に頼りすぎないように、留学開始まで語学力を鍛え続けましょう。
出来る限りのあらゆる努力をして、語学力を最大化しておく!
留学すれば勝手に成長できると思ってたパターン
留学してパワーアップしたつもりが、気が付いたら逆に自分のキャパが小さくなってたというパターン。
社会人留学を目指す人に多いこの事例。仕事をしていれば意味不明な角度から仕事がふってきて、ぎりぎりの状況が無理やり作られる。しんどいけど、なんやかんや成長できる。ぼくも仕事をしていた当時はそんな事の繰り返しでした。その時はなんで自分がこんなこともやらなきゃいけないんだって思っていたけれど、結果的に身に付いた事は多かったと思います。
仕事の方が留学よりキツいです。英語や課題で苦しんだとしても、仕事と留学では責任の重さが雲泥の差。留学当初こそ慌てふためくかもしれないけれど、すぐに慣れます。慣れることは良いことですが、そのまま気が付かないうちに留学前よりぬるいぬるま湯と化す危険があるので、人によっては自分でしっかり追い込む必要があります。海外の空気を吸っただけでは人は成長しません。
- 留学中にインターンなど現地で仕事をする!
- 留学ブログを始めてアウトプットする機会を作る!
留学しておけばよかったという後悔
大学在学中 どこかの国へ一年留学するかすごく迷って迷った末にしなかったのだけれど 一年なんてあっという間だし時間はあるだけ経験に変えた方がいいと感じる今行っておけば良かったと後悔している 行きたくても行けない状況になってからそう思うのが悔しい
— mér (@pavanefdp) January 5, 2021
大学生に本気でお勧めなのは留学。大学生に何したら良い?ってDM貰うのでこれが僕の回答。短期の語学留学じゃなくて海外大学の単位を取ろう。僕は親に行けと言われたけど断って後悔してる。おかげで社会人になってから海外に出て苦労した。得たものは語学力もだけど視野が広がりすぎて梟みたいになった
— カモシカ@ビジネスハック (@kamoshika_en) January 5, 2021
これも留学にまつわる後悔として紹介します。留学しておけばよかったというパターンです。
ぼくも留学に対して、全く想像できない未来にドキドキする一方で、最初はやっぱり恐怖も感じました。恐怖を感じたのになんで留学を選んだのかというと、失敗することよりも後悔することの方が恐いと思ったからです。
留学をするとどんな後悔があるのか、逆に留学をしないとどんな未来が待っているのか。両方を考えた結果、『あのとき思い切って留学してれば良かったなー』って後悔する未来が何よりも恐いと思った。だから会社を辞めて留学しました。
- 留学に挑戦する!
- 留学がベストな選択肢なのか改めてもう一度考えてみる!
留学の失敗や後悔を防ぐために、留学前に心がけること
リスニングの強化
実際にネイティブの中に入ると、想像していたのと全然違っておそらく面食らいます。なので留学前は慢心せずに語学力(特にリスニング)を鍛え続けると同時に、ネイティブの中でも堂々できるマインド・間違えを気にしないマインドを育てておくことが大切です。またスマホの設定を現地の言語に変えるなどして、渡航前から頭を海外モードに切り替えておくのもおすすめ。
留学を通して自分はどう成長したいのかイメージを固める
留学はゴールではなく通過点です。期待通りの留学経験を得るために、留学後に自分はどうなっていたいのか、渡航前にイメージを固めておきましょう。もちろん勉強だけでなく思い切り遊ぶのも大切ですし、留学中にやりたいことはたくさんありますよね。勉強も遊びも充実できるように、
- 留学の目的、学びたいこと
- 絶対にやりたいこと
- それぞれの優先順位
などを改めて整理しておくと、後悔や失敗のない留学生活となるはずです!
日本の文化・サブカルチャーの勉強
異国の地で出会った人たちから見れば、あなたは日本代表です。そのため留学先では色んな場面で日本の文化について聞かれることが増えます。とっさの場面でも英語で日本の文化を説明できるように、日本のことを改めて勉強しておくことをおすすめします。また日本のサブカルチャーは海外でも非常に人気があり、日本の漫画やゲームをきっかけに会話が弾み友達が増えるということも多いです。せっかくの機会を逃さないためにも、日本のサブカルチャーにも精通しておくと良いです。
自炊スキルの強化
自炊力を上げておくといざというときに身を助けます。健康を維持するのは何よりも大切ですし、慣れ親しんだ故郷の味を再現できるようにして、胃のホームシックを防ぐことも意外と重要ですよ!
留学の失敗や後悔を防ぐために、留学中に心がけること
世界中の友達をたくさんつくる
留学をすることで、今まで決して交差することのなかった世界線にいた人たちと、たくさんの接点が生まれます。留学しなければ今目の前にいる人と会うことは人生で一度もなかったと考えると、その出会いは奇跡と言っても決して大袈裟ではないと思うんです。言わずもがな、そういった人達と交流し世界中の友達を作ることは留学の醍醐味のひとつ。ぜひ、奇跡の出会いを大切にするように心がけてみてください。
学外のサークル活動にも参加する
留学生活は大学の教室の中だけではありません。地域のサークルやスポーツなどのクラブに参加すれば、より幅広い交友関係を築くことができます。共通の趣味があれば語学力の壁を越えてコミュニケーションが取れますし、友達関係を築きやすいというメリットもあります。留学生活をより充実させるため、授業以外のコミュニティに積極的に参加するのがおすすめです!
積極的に行動する
海外の大学ではカリキュラム内で自発的な行動を求められる場面が多く、自ら考え積極的に動く様なことが苦手な方は、もしかすると留学が苦痛になってしまうこともあるかもしれません。大学や学科によっては個人プロジェクトがない場合もあります。逆に、自ら積極的に動くことでインターンや先生のプロジェクトに参加できたり、授業や課題以外で自分の実力を試す機会を増やしていくことができます。
全ての出来事を楽しむ!
留学先では日々上手くいかないことの方が多いので、後から笑えるエピソードになるな〜くらいの感覚でイレギュラーなことも楽しむことを心がけるとうまくいきます!
留学がゴールになっている人は要注意!
以上の具体例から分かるのは、
- 留学がゴールになっている人は失敗しやすい
- 自分が目指すキャリアにおいて留学が通過点の人は大丈夫
ということ。
- 大学卒業後にどうしたいかは考えていない
- とりあえず海外で生活してみたい
- なんとなく環境を変えれば良いことがある気がする
私の長い海外での経験を通して思ったことは、“どこで学ぶかよりも自分が何をしたいのか”が最も大切なことだと思いました。海外に行けば必ず成功するわけではありません。むしろ何も出来ずに終わってしまうケースの方が多いです。そして今はコロナの影響で海外渡航にいく機会そのものが閉ざされているかと思います。しかし、そんな中で海外にいきたいと思い立った貴方には、是非、その熱意をただ海外の大学に行って満足するのではなく、自分自身の成果や実績になるように策を張り巡らせ新しいことに挑戦し続ける努力を惜しまないで下さい。その結果が思わしくない失敗となってもその失敗は一つの成果となり、必ずや貴方の糧となって次に貴方が挑戦することの成功率を高めるでしょう。私の経験談が少しでも貴方の新しい挑戦の役に立てれば幸いです。
Domus Academy / Interior Design 大学院卒KOUくんのインタビューより
- これを勉強したいからこの大学に行きたい!
- この職につきたいからこの大学で学びたい!
という具体的な目標がある人は大丈夫。漠然とした海外への憧れだけで留学したいっていう人は要注意かもしれません。
留学に関する不安や質問に関してはアート留学センターにお気軽にお問合せください。自分が望むキャリアに対し、本当に留学がベストな選択なのかということも含めてのご相談も大丈夫です!
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