最近、観葉植物にどハマりしておりまして。
大切に育てています。それこそ、犬と同じくらいの感覚で接しています。家族です。犬を飼ったことはありません。
育て方を調べながらお世話を楽しんでいるんですけど、いろいろ勉強してたら見つけた植物を枯らしてしまう理由が面白くてですね。
植物って○○しなさすぎより○○しすぎで枯らすケースが圧倒的に多いらしいんですよ。水不足よりも水のあげすぎ、日光不足よりも直射日光のあてすぎ、肥料不足よりも肥料のあげすぎなどで植物は枯れると。
植物は〇〇不足には結構強い。でも○○しすぎるとものの見事に一瞬で枯れる。植物ビギナーのぼくはこの時点で『おお知らなかった!』と驚きなのですが、ここからが結構深くて。
植物に対してなぜ人は○○しすぎてしまうのかというと、『こう育てたい!』という気持ちが根本的な原因だと。つまりコントロール欲求が強い人ほど枯らしてしまうらしいんですね。
丁寧に一生懸命に植物を育てることは本来とても良いことだけど、『早く育ってほしい!大きく育ってほしい!綺麗に育ってほしい!』を押し付けて、やれ水だ肥料だ日光だをあげすぎると、枯れるきっかけに繋がると。
これは興味深いなと思って。
こう育ってほしいという気持ちが強すぎるあまり、あれこれ手をかけすぎる。そして期待通り育ってくれないことにがっかりしてしまう。これは植物だけじゃないぞと。
人間関係にも言えそうだし、子育てもそうかもしれません。自分自身との向き合い方として思い当たる人もいるかもしれません、『なりたい自分』があるから挫折するっていう。
実際アメリカのカウンセリング界隈では、理想と現実にギャップを感じてそれを許せない人ほど鬱になりやすいと言うし。
じゃあどうすれば枯れないのか。
植物とうまく付き合うには、植物が育ちたいタイミングで育つように寄り添うことが大切だそうです。コントロールしようとしてはいけない。
未来に期待するのではなく、今に感謝するということかもしれません。ぼくの好きなアーティストは『野心を持っても良いが、そのせいで今自分が持っているものに感謝することを忘れてはいけない』と言っていました。
過去と未来に鈍感になれれば心の燃費が良くなるとぼくは思っていますが、その入り口がここら辺にありそうな気がします。深いな植物。
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ちなみに、今に感謝することの重要性はジョン・クラッセンさんも強調されていました。
多くの人はとにかく絵の技術の向上を求める。確かにそれは大切なことなんだけど、技術が足りないからこそ生まれる絵もある。そしてそれは今しか描けない。それを大切にしないといけない、と。
最近仲の良い友人との間で事あるごとに”Be Present!”と合言葉の様に言い合っています。今この瞬間に意識を向けよう。今この瞬間を大切にしようという姿勢です。
ということで、我が家の観葉植物たちは全て自然樹形を基本として育成しております。ちなみに、○○しなさすぎで枯らしてしまう人は植物に興味がない人だそうです。これもまた真理。
役に立たないまとめ
つらつらと書いてきましたが、○○しすぎで植物を枯らしてしまう人の中には、優しい心配性の方もいるのではなかろうかと思います。
観葉植物にハマったのはここ半年のことですが、留学開始直後から観葉植物を育てていれば良かったと激しく後悔しています。自分の成長と重ねて楽しんだりできたなあと。
4年もあればかなり大きくなるし、フィカス系なら、卒業時に最高にカッコ良い状態になるのではなかろうか。これから留学を開始される方はぜひ検討してみては。ではまた。