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ロモグラフィーの10ゴールデンルールがアーティストのクリエイティビティを刺激しまくる件

投稿日:2018年7月28日 更新日:

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単にカメラを広めようとしているのではなく、カメラを使っている人はどうあるべきか、写真はどうあるべきかという事を追求しながら、

 

 

アナログフィルム写真を実験的に楽しむ姿勢そのものを普及させようと努力しているロモグラフィー。

 

 

このロモグラフィーが提唱する10ゴールデンルールなるものが結構面白くて、カメラをやるやらない関係なく、アートシーンでクリエイティビティを発揮するヒントがつまっています。

 

 

かなりイケてる心意気なので、今回はロモグラフィーの10ゴールデンルールについてご紹介します。


ロモグラフィーとはなんぞや

ロモグラフィー(Lomography)とは、

クリエイティブで実験的なアナログフィルム写真に情熱を燃やす世界規模のコミュニティーであり、

オーストリアの企業であるロモグラーフィシェ株式会社の登録商標であり、

すなわち同社が出しているカメラのことであり、

同社の通称でもあります。

 

 

ロモグラフィーという名のもと、ウェブサイトや実店舗を通じてフルムカメラ、フィルム、カメラアクセサリーなどを販売しています。

 

 

ロモと略すことが多く、『ロモのカメラ遂に買っちゃった〜!』と使う。

 

 

ロモグラフィーがはじまるきっかけとなった伝説のカメラ とムーブメント

1984年に旧ソ連で誕生したこのLomo LC-Aがロモグラフィーブーム、いやフィルムカメラそのものを流行させた火付け役。なんとも渋い出で立ちである。

 

 

まばゆい程美しい色合いとコントラスト、そして偶然性を伴うユニークさが人気の、今でも世界中で愛される伝説のスナップカメラ。

 

 

このLOMO LC-Aを使ったロモグラフィーの活動の中で、1992年にロモグラフィーの10ゴールデンルールというものが考案されます。

 

 

ロモグラフィーの10ゴールデンルール

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1. どこに行くにもLomoをつれていこう。

べストな写真は自然発生的に生み出されます。

衝動的な状況や、多くのことは、それゆえに意図して写すことはできません。

あらゆる情熱は予測できないからこそ、常にカメラを持ち歩きましょう。

 

 

2. 昼でも夜でもいつでも撮ろう。

どんな瞬間も、あなたと、あなたのLOMO LC-Aにとっては特別な瞬間です。

それらは全て、新しくて、完全で、信ずるべき風景、そして、あなたの知覚、あなたの人生が混ぜ合わされたものです。

だから、どんな環境でも、どんな日でも、どんな夜でも、あなた自身、あなたの行い、あなたのデザインを創造し、撮り続けましょう。

 

 

3. Lomographyは人生のジャマじゃなく、人生の一部です。

あなたのカメラは、あなたの生活の中にいつも必要なもの。新しい親友、仲間との飲み会、尊敬している人、愛する人。全て同じです。

あなたが笑って、ロモグラフを撮る。泣いて、ロモグラフを撮る。歩いて、ロモグラフを撮る。話してロモグラフを撮る。考えてロモグラフを撮る。愛して、ロモグラフを撮る。

Lomography はあなたの在り方を力強く形作るもの。

 

 

4. オシリの位置からも写してみよう!

普通の写真家の視点ならば、こうです。“ビューファインダーを覗いて撮る” – なぜだか、目線は地上1m~2mの間のどこかにあり、いつも身体的に限られた位置にあるからです。

しかし、犬や猫、赤ちゃん、アリ、ナメクジ、鳥、昆虫の視点のように、下に降ろしたり、上になったらどうなるでしょう?

あなたのカメラの影に隠れる必要はありません。ばかげた決まりごとは破ってしまいましょう。

いろんな場所から、ぜひお尻の位置からも撮ってみて!完全に自由になり、視覚の次元が広がります。

 

 

5. できるかぎり被写体に接近して撮ろう。

あなたがロモグラフィーを撮影する上で必要不可欠なことは、物事の根底を正しく理解することと、内側から世界を知ること。

被写体と接触して、関係を築き上げて下さい。

近寄って。もっと近寄って!近寄ることを怖がらないで!

 

 

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6. 考えるな!

あなたの輝く、最も明らかな物事の実態を見抜く力。それは、あなたの直感です。

あなたの大きく、不器用で憂鬱な論理的思考は、写真を撮るという楽しみを終わりにするだけでなく、あなたが元から持っている美しく純粋な感じ方を分裂させ、退屈なコンセプトやアイデアを、問題に変えてしまいます。

私たちはこのようなことにならない為のすばらしく簡単な方法を見つけました。それは、「考えるな!」です。

 

 

7. 早く!速く!

私たちの世界は、高速の電車のように息つく間もなく動いています。そしてそれは、多くの人々を巻き込む、とても複雑なシステム。

しかしそれはロモグラフィーの目線にとって、何てエキサイティングな世界!

息を止めて、勇敢になって、チャンスを狙って、動いて、撮って、走って、楽しんで、すばやく動いて – それこそがロモグラフィーです!

 

 

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8. フレームにどうおさまるかなんて、知ろうとしなくてOK!

あなたは、写真に何が写るかなんて、決して結果を予測することはできません。

それだけでなく、LOMO LC-Aはしばしば無意識にコントロールできない行動をして、いつも多くの間違いと予期しない状況、アイデア、景色を生み出します。

ロモグラフィーのカメラとの生活はいつも予測できない、不確かで、偶然と生活することを意味します。だから人生は自由なのです!

 

 

9. 何が写ったか、わかんなくてもOK!

数日後、あなたは写真を手にして、目を疑います。

これは誰?なんて色?これって何を撮ったの?誰の髪の毛? これってあなた?いや、これはタカシだ…、面白い!

あなたが世界を完全に理解できないことと同じように、ロモグラフィーも理解することができないでしょう。だから分析なんてしないで、彼らに彼らの物語を語らせてあげて下さい。

 

 

10. ルールなんかないさ!!

そしてこれがもっとも重要なルールです。…ルールを気にしないこと!

他人の言うことなんて聞くことはありません。真実をあなた自身の中に残して、あなたの内なるロモグラフィックな声に従いましょう。

あなたの今までの教育、社会性、洗脳、知識、そして学んだこと全て、そして、写真を学んでいないことも全て忘れて、あなた自身のロモグラフィーを発見して下さい。

重要なことにもそうでもないことにも焦点を当て、全ての変化において人生を楽しみましょう。カメラを手にしていることなんて忘れる位、あなたの目が光る間中ずっと撮り続けて下さい!

 

 

スケッチでも同じことを意識したら面白いかも

初めてこの10ゴールデンルールを知ったときは、控えめに言って最高だと思いました。

 

 

ぼくは元々実験的なアートが好きなので、激しく同意したとともに、もはやロモのカメラが欲しくなってしまった程。もちろん買えないので友人に借りて遊んでいますが(笑)。

 

 

実験的なことを推奨する姿勢、失敗を恐れないマインドは、絵描きがスケッチをするときも参考になります。

 

 

カメラをやる人もやらない人も、是非ロモの10ゴールデンルールの発想を取り入れてみてはいかがでしょうか。では!

 

 

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