もうタイトルそのまんま、ぼくが最近で一番シビれたアートブックが2冊あります。
ただ眺めて面白いだけじゃなく、模写にもぴったりだと思います。
『スプラトゥーン、イカすアートブック』
ひとつめはWii Uのソフトであるスプラトゥーンというゲームのアートブック、スプラトゥーン イカすアートブック (ファミ通の攻略本)です。
『スプラトゥーン』は、任天堂より2015年5月28日発売のWii U専用アクションシューティングゲーム。インクを撃ち合うアクションシューティングゲーム。三人称視点のシューティングゲームで、プレイヤーキャラであるインクリングを操作し、ブキを用いて地面を塗ったり敵を倒して戦う。
出典:Wikipedia
そもそもこのゲームはCMから抜群にかっこよかった。
もちろんぼくも買ってプレイしました。というかこのゲームのためだけにWii Uをわざわざ買った。未だにWii Uのソフトはこれしか持っていない。
このゲームは、恐らくTPSゲームの歴史を変えるスーパービッグタイトルです。
任天堂って数年に一度こういうゲームのジャンルを創りかえるような凄いソフトを開発しますよね。スマブラで格ゲーの歴史を変え、マリカでレースゲームの歴史を変えたように。
ゲーム界隈ではこのスプラトゥーンもそうだと言われています。
丸っこいデザインがイカす
このスプラトゥーンはゲームとして面白いだけじゃない。音楽やキャラクターデザイン、武器デザインなどもめちゃくちゃカッコいい!
もうキャラデザと武器デザはぼくのドツボ。好きすぎてやばい。
スプラトゥーンのキャラクターとプロップのデザインは、ぼくの理想に近いんです。
この基本的に丸っこい形態でありながら、モノの特徴がしっかり描写されている感じが凄く好きで、ボムや銃など、通常は角張っている武器も、全て丸っこいスタイルでデザインされています。
通常は角張っているモノを、その特徴を保ちながら丸っこくデザインし直すのって結構難しいんです。
ディズニー作品のスティッチの監督であるクリス・サンダースも、意図的に全てのプロップを丸っこく作ることで有名です。
気になる人は彼のサイトをのぞいてみてください。サイトのロゴから既に丸い。いかに丸にこだわっているか一目瞭然です。
ぼくも丸っこいスタイルを勉強したくてこのアートブックを即買いしました。
結論から言うと、本当に買って良かったです。
作品数がめちゃくちゃ多く、イカたちのスケッチはもちろん、全ての武器と装備のイラストも付いています。
まさに模写するのにぴったり。好きなスタイルの絵をたくさん模写できるのって、本当に幸せなわけです。
ゲームをやらない人も、このアートブックはデザインという観点で一見の価値あり。
出水ぽすかアートブック ポ~ン
ふたつめは、出水ぽすかさんのアートブック、出水ぽすかアートブック ポ~ンです。
出水ぽすかさんは漫画家なのですが、この人はパースお化け。そして構図お化け。さらにコンセプトお化け。※凄い褒めています。
最初Pinterestでこの人の作品を見つけたときは衝撃でした。
とにかくパースと構図がエグい。極端な見あげとか、どう補助線を引けばいいのか分からないようなエクストリームなアングルからの描写が特徴です。
世界観もクールで作品のタイトルも印象強く、コンセプチュアルな作品が多いです。ここが魅力。
ただのイラストではなく、しっかりコンセプトを感じる作品であるため、非常にポートフォリオの参考になるんです!
ビジュアル的には面白くても、コンセプトまで参考になるアートブックってなかなかないですよね。
出水ぽすかさんの作品は、構図・パース・タイトルの付け方・コンセプトにしっかり神経が行き届いている。その意味でこの人の作品は本当に参考になります。
海外美大に出願する上で魅力的なポートフォリオを作るには、作品のタイトルやディスクリプションも重要な要素なので、是非チェックしてみてください。