このシリーズは、海外美大留学や絵の勉強法方に関するノウハウではなくて、その名の通りぼくのカルアーツ合格体験記です。
アトリエの先生の勧めでオールドマスターの模写をやっている間、家でも平行して別のトレーニングをしてました。
今回はそのときのお話です。
自分の昔の絵を描き直してみる
オールドマスターの模写を通して、些細な気遣いの集合が画面に大きな変化を与えると思ったぼくは、この考え方が本当に正しいのか確かめたくなりました。
そこで、オールド・マスターの模写で気が付いたことを意識しながら、過去の自分のクロッキーをトレーシングペーパーの上から描き直していくことにしたのです。
やはり、線の強弱や僅かな曲線の起伏に気を付けるだけで、絵が生き生きとしてアピールが強くなる。メリハリも出てくる。
逆に言うと、アナトミーを勉強したおかげで人体の芯は捉えらるようになっているし、着実にステップアップできているという実感も持てました。
クロッキーをどんどん楽しめるようになってきた
昔描いた絵を自分で描き直すこの方法は、自分の絵を客観的に見直す非常に良いトレーニングでした。
自分の成長を分かりやすく実感できるため、モチベーションを保つ効果もあるかもしれません。結構おすすめ。
できるようになってきたこと、できていないこと、できていないことをできるようにするために必要なこと。それらがだんだん明確になっていくと同時に、ぼくはクロッキーを心から楽しめるようになっていました。