おすすめの画材

美大生が絵の初心者におすすめする画材15個。とりあえずこれだけあれば間違いない。

投稿日:2017年3月28日 更新日:

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アメリカの美大に通っている髭猿と申します。これから絵をはじめる初心者の方に、とりあえずこれだけあれば大丈夫という、ぼくのおすすめセットを公開します。主にデッサンクロッキーに挑戦してみようという方に、特におすすめしたい画材です。

 

髭猿って誰?何このブログ?という方はこちらをどうぞ!

ただの会社員がゼロからアート留学して何が悪い!僕が会社を辞めアメリカにアート留学するまで

メインとなる画材

鉛筆

一番主流なステッドラーがおすすめで、デッサンをするには、なるべくたくさんの種類があるほうがよいですが、4Hから6Bくらいまであれば十分でしょう。

Hの数字が大きいほど芯が硬くて薄く、Bの数字が大きいものほど芯が柔らかくて濃いです。

ブランドによって描き味に微妙な違いがあるそうなのですが、ぼくはまったくその違いが分からないので、気にしていません。

 

 

木炭

鉛筆に並ぶほどメジャーな画材です。

画材店に行けばわかりますが、かなり多くのブランドが存在し、選ぶのが大変です。

このミズキはぼくのおすすめで、硬くて細いので細かな描写ができ、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

 

 

擦筆(さっぴつ)

英語だとスタンプペンシルって呼んだりします。

擦筆を立たせてこすったり、ねかせてこすることで、その部分がぼやけるというか沈んだような表現になり、画面に効果が生み出せます。

 

 

練消しゴム

普通の消しゴムだと紙が痛みやすいし、練消しゴムはちぎって使えるので、細かい部分を消すことができます。

また、黒くトーンを付けた場所を白く抜くことができるので、消すだけでなく時には描く道具でもある優秀な奴です。

ちなみにアメリカの練消しゴムは硬くて非常に使い辛いので、留学する際は日本で多めに買って持って行った方が良いです!

 

 

カッター

鉛筆を削るのに使用します。

芯が長く出るように削ると描きやすいです。

普通にコンビニで売っているものでOK。

 

 

マスキングテープ

紙を画板に固定するときに役立ちます。

水張りの時も使用しますし、何かと出番があるので、必ずひとつは持っていたほうがいいです。

 

スケッチブック

小さいスケッチブックに気軽に絵を描いても良いですし、大きいもので厚い紙だと鉛筆デッサンをする際にも使用できます。

 

 

サクサクと気軽に絵を描きたい場合は、コピー用紙でも全然OKです。コピー用紙は表面がつるつるしているので鉛筆デッサンや木炭デッサンなど、じっくりと描き込む用途には不向きです。でも描き込んで濃淡を出すという予定がなければ、コピー用紙でも絵を楽しむことは出来ます!ボールペンを使って絵を描きたい場合もコピー用紙で問題ありません。

 

 

水彩画をやってみたい人は、専用の水彩紙を使用しましょう。コピー用紙のような薄い紙とは違い、水に強く、にじみやぼかしの表現に適しています。

キャンソンの水彩スケッチブックを使ってみた【モンバルキャンソンスケッチブック】

 

 

スケッチブックは全人類に必須のツールなのですが、ぼくのスケッチブックへの愛は異常に強く、ここではまとめきることができないので、専用の記事を書きました。こちらも合わせてご覧ください。

コスパ最高。美大生が選ぶおすすめのスケッチブック5つ

 

 

クロッキー帳

木炭デッサンはもちろん、クロッキーをするときにも使用します。

コスパが良いので、ぼくはこれを使い続けています。

 

 

カルトンバック

木炭紙サイズのクロッキー帳は普通のリュックでは持ち運べないので、カルトンバックを使います。

 

目玉クリップ

クロッキー帳を持ち運ぶときページが擦れてせっかく描いたドローイングがダメにならないように、このクリップで3カ所以上を固定して持ち運びます。

ちなみにこの画材はこの世で一番パクられます。名前を書いておくことを強くおすすめします。

 

 

パステル

クロッキーやドローイング、スケッチなど幅広く活用できる画材です。

木炭と鉛筆だけだとモノクロの作品しか作れないので、ワンセットは持っておいた方がいいです。

このぺんてるのものが固くて描きやすいです。間違ってオイルパステルを購入してしまうと、柔らかすぎて少し扱いが難しくなるので注意してください。

乱暴に持ち運ぶと筆箱のなかで粉々になるので、粗雑な扱いはしないようにご注意を。

 

 

ポータブル水彩セット

これはぼくの個人的ベストバイ画材で、こいつがあればどこでも水彩でスケッチができますし、準備や片づけがラクチンなので、家でちょっと色を使いたい時もこれで済ませることが非常に多いです。

 

こちらも合わせでどうぞ!

絵の具の持ち運びには固形水彩絵の具がおすすめ!

 

 

ドローイングペン

0.3、0.5、Bの三種類があればとりあえずは大丈夫ですが、ぼくは0.03、0.05、1.0も合わせた6本セットで活用しています。

このペンは耐水性なので、水彩絵の具と一緒に使えて便利。

ぼくはこのマービーのフォードローイングを愛用しています。

 

 

自宅で本気でデッサンする人用セット

学校だけでなく、家でもちゃんとデッサンをしたいなら、上記のものに加えてこちらもあると便利です。

 

 

イーゼル

使わないときは折りたためるものだと嵩張らないので便利です。

 

 

木製パネル

イーゼルにのせて使用する、下敷きみたいなものですね。

先にあげた目玉クリップで画用紙を固定して使います。

普段使用する画用紙のサイズと合っているものを選びましょう。

アクリル画を描くときに水張りすることで画用紙のたゆみを抑えることもできます。

 

 

忙しくて絵を描く時間がないときのコツ

『社会人になってから仕事が忙しくて、絵を描く時間が確保できない…』

『趣味で絵をはじめてみたいけど、仕事が忙しくて絵を描く暇がない…』

という方も多いですよね。

 

忙しい社会人にとって、絵を描く時間を増やしたい!という思いは切なる願いです。ぼくも会社に勤めながら絵を始めた当時は、どうやったら絵を描く時間を最大化できるんだろうと常に悩んでいました…。

 

会社に勤めながらも楽しく絵を描くためにぼくが取り組んだのは、

  • 飲み会を全て断る
  • スキマ時間にスケッチ
  • スケッチブックかiPadを常に持ち歩く
  • 脳内スケッチ

 

詳細はこちらでまとめています!

仕事で忙しい社会人が絵を描く時間を増やす5つのコツ!

 

 

まとめ

以上、これから絵をはじめる初心者の方に、とりあえずこれだけあれば大丈夫という、ぼくのおすすめセットをご紹介しました。

 

作品が増えてきたら、自分の作品がちゃんと世界の人の目に触れるように、ポートフォリオサイトを構築しましょう!

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