どうも髭猿(Twitter)です。普段から絵を描いたり、ショートフィルムを作ったり、絵本を描いたり、漫画を描いたりしているんですが、フリーランスイラストレーターとしても活動しています。
なんやかんやフリーランスイラストレーターとしては4年目に突入していて、これまでの活動で得た知見や、今後の展望などを少しずつ記事にしたいと思っています。
今回は、『思っていたのとなんか違った…』という、フリーランスイラストレーターになって分かった意外だったことをまとめてみました。
フリーランスイラストレーターに興味がある方の参考になれば嬉しいです。それではどうぞ!
好きな場所で仕事ができるは嘘
好きな場所で仕事ができるのはフリーランスの醍醐味。ワーケーションも流行ってます。
しかし、フリーランスイラストレーターにとっては、好きな場所で仕事ができるは嘘でした。
いや、もちろん好きな場所で仕事できるんですけど、拠点からは自由にあんまり動けないっていうことです。
ぼくはアナログ画材を使うので道具が多いし、スキャナーも必須です。イラストの仕上げにはiPad第6世代か、20インチ超えの液タブを使用しています。
もうこうなると定住しないと厳しい。意外と移動の自由がないんです。
拠点は自由に選べるけど、あちこち頻繁に移動しながら仕事するみたいなライフスタイルは無理だと悟りました。温泉ワーケーションとか無理。
就労ビザを取って海外で働くとしても、国を跨いだ移動も本当に面倒くさい。液タブやスキャナーを運ぶことは無理なので、現地で揃える必要があるし、帰国する際はそれらを処分する手間もあります。
自由に移動しながらイラストレーターをやりたい!という人は、iPadやiPad Proだけで完結する仕事だけ選べばそういうスタイルも可能だと思います。
海外のイラスト案件の単価は、日本とは比べ物にならないくらい良い
日本のイラスト案件は単価が驚くほど安い。悲しいかなこれは別に驚かない。
驚くべきは海外案件の報酬の高さ。最低でも軽く数倍は違う印象です。
でもこれ、海外案件の基準が普通で、日本の案件が安すぎるのではないか、と考えるべきなんだと思います。
日本を拠点に活動していてもイラストの海外案件を取ることは可能です。海外案件を取るためには、ポートフォリオは絶対に英語対応にしましょう。
別にそんなに難しい英語は必要ないです。とりあえずは自分の名前とbio(プロフィール)を英語にすればまずはOK。
イラストのポートフォリオサイトはそこまで文章で説明することが多くないので、英語対応するのはそんなに大変じゃないと思います。
ポートフォリオサイトの作り方
日本にいながら海外のイラストの仕事を獲得する方法(イラスト、絵本、コミック)
仕事の依頼を受けるかどうかの判断が難しい
他の活動や仕事との兼ね合いで、イラストレーターの仕事の依頼を受けるかどうかの判断が難しい場面が多々あります。
例えば選考中のプロジェクトがあり、その結果が分かる前にそれと同時期のイラストの仕事の依頼が来た場合。稼働的に両方やるのは難しい。イラストの仕事の方は、どうするかすぐに返事をしないといけない。
選考中のプロジェクトの結果を信じてイラストの仕事を断るか、それともイラストの仕事を受けるか。
フリーランスのイラストレーターはそんなことがしょっちゅうあります。
イラストの仕事は楽しい。思っていた以上に楽しい。
イラストの仕事は楽しい。思っていた以上に楽しい。結局これです。
基本的にはフロー型の仕事だから稼ぐには工夫がいる。でもフリーランスイラストレーターとしての仕事の仕方やライフスタイルは、イラストレーターの数だけ正解があります。
誰かの活動のトレースではなく、自分にとってベストな方法を自分で創り出すという姿勢で取り組むと、そこも含めて楽しめると思います。
ぼくはゆるく活動している方ですが、引き続き自分にあったペースで楽しんでいきます。