絵を描くのが好きなのに、なぜか絵を描きたくなくなる時ってありますよね。人によって背景は色々あると思うけど、
- うまく描けないとき
- 描きたいものが分からないとき
- 描きたい!が描かなきゃ!になったとき
が絵を描きたくなくなる瞬間あるあるだと思います。
絵がうまく描けなくて落ち込んでしまったとき。人は絵を描きたくなくなる。
何を見ても心がときめかない。描きたいものがさっぱり分からないとき。人は絵を描きたくなくなる。
締切に追われて、描きたい!という気持ちが、描かなきゃ!に変わったとき。人は絵を描きたくなくなる。
ということで、美大生が絵を描きたくないときにする対処法をご紹介します。絵が描きたくないという気持ちの対処に困っている方の助けになれば幸いです。それではどうぞ!
絵が描きたくないときは無理して絵に向かわない
絵を描きたくないときって言うとなんだかネガティブに聞こえるけど、他にやりたいことがあると捉えればそこまで気にする必要はないと思っています。
個人的にはそもそもネガティブだとすら思っていません。
仮に絵を描きたくないという気持ちがネガティブなものだとしても、ネガティブな気持ちを握りしめ続けるのが良くないのであって、ネガティブな気持ち自体は放っておけば別に良くも悪くもない、無害な気持ちです。
何かをやりたい、何かをやりたくないという気持ちは自分の中にいつも同居してます。例えば絵を描きたいときは、文字を書きたくないって気持ちになっていたりする。そのスイッチが入れ替わっただけ。
だから、何かをしたくないときの対処法は実はシンプルで、常に自分の中にあるポジティブなエネルギーに着目していけば良いだけなんです。
深く思い悩まない方が良い
なんで描きたくないんだろう…って深く考えるのが個人的には一番やってはいけないことだと思っています。ネガティブな気持ちを握りしめ続けることになるからです。
好きなものを好きでいなきゃいけないと考え始めると更にストレスだし、それは後々、「嫌い」という感情に繋がる危険性があります。
好きなだったものを嫌いになってしまうくらい悲しいことはありません。
だから、描きたくないときは手を止める。考えすぎない。というのが何より大切です。
そして考えないための方法は考えないことではなく、他のことを考えることです。だからぼくは素直に他のやりたいことをするようにしています。
美大生が絵を描きたくないときにする対処法
絵を描きたくなくても、自分の中の別のスイッチがオンになっているので、ぼくは淡々とそのときやりたいことをこなしていきます。
対処法と題してますが、『絵を描きたくなるスイッチを入れるためにこれをする!』という義務感はなく、そのときにただやりたいことをやるだけです。
- リサーチをする
- 違う絵を描く
- 好きなアーティストの作品を眺める
- 絵のメイキングを観る
- 小説を読む
- ドキュメンタリーを観る
- 映画を観る
- 漫画を読む
- アニメを観る
- 先生たちの名言を見返して心のマッサージ
- プラモデルをつくる
- ブログを書く
- マインクラフトをする
- 自分のために描く
それぞれ簡単に解説していきます。
リサーチをする
描けないという気持ちが変化して描きたくないに繋がってる場合も多い。その時は手を止めて、もう一度徹底的なリサーチをする。描けない理由をひとつずつ潰していきます。
関連記事:資料収集力は画力にモロに影響する。
違う絵を描く
今描いている絵を描きたくないだけで、他の絵なら描きたいという場合もあります。
そのときは違う絵を描きます。なので、いつも複数の絵を同時進行していることが多いです。
好きなアーティストの作品を眺める
アートブックでもインスタでも何でも良いので、好きなアーティストの絵をぼんやりと眺めます。
ぼくの最近のおすすめはボックストロールのアートブック。アートブックって分厚くて持ち運びにくいけど、最近はKindle版も多いので嬉しいです。
絵のメイキングを観る
YouTubeで絵のメイキングを眺めていると、また描きたくなります。
最近だとInstagramでメイキングをアップしている人も多いので楽しいです!
小説を読む
活字が好きなので、文字を読むと落ち着く性分です。朝井リョウ 、司馬遼太郎、石田衣良、星新一が好きです。
竜馬がゆくを読んでると、何かのスイッチが入ってまた絵を描きたくなることが多いです。
ドキュメンタリーを観る
ドキュメンタリーって面白いんですよね。知らなかった事実を教えてくれるし、最近は映画よりドキュメンタリーを観ることが多いかもしれない。
Netflixのドキュメンタリー映画『監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影』がめっちゃ面白かったです。
映画を観る
もちろん映画も観ます。映画、好きです。
最近のおすすめは河瀬直美監督の『あん』、樹木希林さん最後の主演作品です。
河瀨監督と言えば“役積み”。カメラがない状態でも、実際にロケで使用する家にその役となって役者に住んでもらい役を積み上げていくという独自の手法で有名です。
演技を越えて役として呼吸しているからか、映画なのにドキュメンタリーを観ているのかと思うほど。河瀬組の徹底した作品作りのことを思うと、いつもまた自分の作品に向かいたくなります。
漫画を読む
漫画大好きです。1日家にこもって漫画だけ読む日を幸せと呼びます。
ストーリーも好きだけど、線を眺めているのが好きなんだと思います。
留学先に漫画を持っていくのは嵩張るので、大体U-NEXTで読んでます。
線を見てると線を引きたくなるので、絵を描き始めます。
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アニメを観る
アニメより漫画派ですが、アニメも観ます。
ドロヘドロは、ぼくにしては珍しく漫画は読まずにアニメだけ観ました。ア
ニメを観てるとアニメ作りたくなりますよねー!線が好きだし、線が動いてるのも好きなんだろうな。
関連記事:Netflixを契約しているぼくが追加でU-NEXTにも申し込んだ理由
先生たちの名言を見返して心のマッサージ
ノートやブログにまとめた先生たちの名言を見返して、気持ちを整えます。
心のマッサージは大切です。
関連記事:自分は絵が下手だと思っている人に届けたい10の言葉/ディズニーTVの現役アニメーターが教える成長のコツ
プラモデルをつくる
キットバッシュでプラモデルを作るのにハマってます。改造プラモのYou Tubeを観るのも好き。
海外Amazonはガンダム高めなので、いつも日本で買って持っていきます。あと拾った木で工作するのも好きです。
ブログを書く
文字を読むのも書くのも好き。絵を描いていないときはブログを書いていることが多いです。
元々文章を書くのが好きだったし、PVが増えていくのが楽しかったんですが、ブログの収益化が実現してからは少しだけ心にゆとりができて、さらに楽しみが増えました。
でも結構エネルギーを使うのでブログを書きたくないことも当然あります。ブログ書いてないときは絵を描いてます。大体どっちかをやっている。
関連記事:留学中・留学準備中にブログを始めるべき理由と留学ブログの始め方
ゲームをする
マインクラフトをすることが多いです。スプラトゥーンでも良いです。Among Usもやってみたい。
あと最近ハマりはじめたのはね、Apex Legendsです。最高ですねこのゲーム。
ぼくは人生の生存率を上げるのに大切はことは全てApex Legendsから教わりました。戦うか逃げるかの二択です。耐える/我慢するというのは最もやってはいけないこと、というブロンズⅡ(めちゃ初心者)のぼくの持論は万物に通じる説を唱えていけど、同じ事を山口周も主張していたので山口周もペクスやってる説あります。
自分のために描く
これも効果あると思います。
誰のためでもなく、自分だけのために描く。人には見せない自分だけの絵。やっぱり絵って楽しいですよね。
まとめ
実はぼくは、絵を描きたくないときがほとんどありません。それは上記のどれかをやっていると、すぐに絵を描きたくなるから。
それに加えて、上述の通り絵を描きたくないという感情に注目していないから、たぶんその気持を自覚していないんです。モチベーションという概念もありません。
カルアーツでLife drawingとLayoutの先生をしていて、長期休みの度に自分のショートフィルムを作り、バスで移動中はiPadでアニメーションを作るような人ですら描きたくなくなることがあるって仰るので、どんな理由かと思ったらまさかのタイチー。『タイチー最高だよタイチー』ってずっと言ってました。
— 髭猿 (@studyabroadAtoZ) January 5, 2021
先生も太極拳にハマって全く絵を描きたくなくなったことがあるくらいです。
絵を描きたくないって、そんなに罪な気持ちではないと思うんですよね。だからあまり深く思い悩まず、自分の中にあるポジティブなエネルギーだけに着目して、行動していけば良いと思います!では!