元会社員の俺がカルアーツで勉強してる話

趣味でVRをやっていたら1年後にアメリカのアニメーションMVの仕事に繋がった話

投稿日:2021年2月22日 更新日:

画像

どうも髭猿(Twitter)です。今回は、趣味でVRをやっていたら1年後にアメリカのアニメーションミュージックビデオの仕事に繋がった話です。

 

 

 

ぼくは2019年夏にはじめてVRを購入した。絵を描いて稼いだお金だけでゲーミングPCとVRヘッドセットを購入するというのが当時のささやかな目標だったので、心から嬉しかった。

 

VRヘッドセットにはそれ単体で使えるスタンドアローン型とVRヘッドセットとゲーミングPCを接続して使用するタイプのPC接続型がある。

関連記事:Oculus Rift SでQuillをプレイするために必要な環境について

 

ぼくはFacebookが開発しているQuillというVRペインティングソフトが使いたかった。なのでQuillに対応しているPC接続型のOculus Rift SというVRヘッドセットを購入した。

関連記事:【VR初心者】Oculus Rift SとMSI GS65 Stealth(ゲーミングPC)の開封レビュー

 

 

 

それからはYouTubeを教科書代わりに、独学で色々作って学んだ。学んだというよりほぼ遊んでいたような感覚だったと思う。ただただ楽しかった。

 

VR空間に絵を描いたり、アニメーションを作ったりした。VRで完結する作品も作ったし、2Dのイラスト制作のためにVRでアセットを作ったりもした。

 

目的もなくVRでスカルプティングやお絵かきをすることも多々あった。

 

ぼくが留学しているカリフォルニア芸術大学に、VRアーティストの第一人者であるGoro Fujitaさんが講演にきてくれたこともあり、友人との間でたまにVRが話題に上がることがあった。

 

その度に

『俺もVRはじめたんだよー!』

『最近VRやってるよ!』

みたいなことをよく発信していた。

 

どっかのタイミングでM先生にもそれを話していたらしい。ぼくにその記憶がないのだけど。

 

 

 

そこから1年くらい時が経ち2020年夏。

 

ディズニーアニメーションスタジオに勤めているカリフォルニア芸術大学の卒業生の一人が、フリーランスのアニメーションミュージックビデオの仕事を得て、それを手伝ってくれるVRアーティストを探していた。

 

彼はM先生に連絡して、『こういうプロジェクトあるんだけど、誰か適任者いないかな?』と聞いたところ、なんとM先生がアツくぼくを薦めてくれたらしいのだ。

 

という背景があり、ディズニーに勤めているカリフォルニア芸術大学の卒業生からぼくに連絡がきた。

 

元々彼とも友達だったので、そこからはトントン拍子で話が進み、2020年夏、アメリカのMVのプロジェクトに参加することができた。

 

想像に難くないがアメリカのMVはバジェットがエグい。日本で会社員をやってたときの月給を1週間で軽く超えるほどだった。

 

プロジェクトの間はバカみたいに忙しかったし、スケジュールもやたらタイトだったので土日もフル稼働していたが全く気にならなかった。

 

全ての瞬間がずっと楽しかった。コミュニケーションに関しては、毎朝ミーティング、それ以外は基本的にSlackでという感じだった。

 

そのときぼくは一時帰国していて、瞬間的に埼玉の片田舎にいた。仕事をくれた友人はハワイにいた。プロデューサーや歌手やディレクターはLAにいた。

 

今までこんなダイナミックな働き方はなかったし、ロケーションが全く異なるのにわざわざ自分に声をかけてくれたことが本当に嬉しかった。貴重な経験だった。

 

余談だが、ぼくはMVの完成前にチームを去ることになった。そもそもぼくはVRアーティストとして雇われていた。

 

しかしかなり紆余曲折あり、途中から完全にVR作品ではなくなりCinema 4Dを使うことになったからだ。

 

その段階でそこから先はもうぼくに出来ることがなくなったので、メンバーから外れた。

 

もちろん友人はCinema 4Dが使えるかぼくに聞いてくれたが、ぼくは全く使えないし、VRを使ったMVを作るというプロジェクトがやりたくて参加したので、結果にはもちろん納得している。

 

当然そこまでの報酬はもらえたし、何より仕事の対価として今まで経験したことない楽しさをもらえた。

 

労働の対価が楽しさだったことは人生で2回目だが、1回目の楽しさを越えてきた。

 

というか、労働でも仕事でもなく、活動という感覚だった。脳からドーパミンがヤバいくらいドバドバ出ている感じがした。

 

めちゃくちゃ楽しんじゃってるのにお金もこんなにもらって良いのか?と思った。

 

給料が我慢料だった頃の自分では想像できない感情だったから、You deserve it!  と言われてもどう気持ちと向き合えば良いかもしばらく分からなかった。

 

一度この気持を味わってしまったら、もう二度としたくない仕事はできないと思った。

 

 

 

ぼくがミュージックビデオに関われたのは、本当に運が良かったとしか言えない。ただただ周りの人に恵まれたし、感謝することばかりだ。

 

映画業界ではないけど普段から応援してくれている人たちも含めて、ずっと誰かに支えられている。

 

でも、運を逃さないためにちゃんと準備しておくことも大切だと感じた。

  • これがやりたい!という衝動があること
  • これがやりたい!と発信しておくこと
  • それを実際にやってスキルを磨き続けること
  • 自分の作品が見える状態にしておくこと
  • そしてそれを世界に見せること

 

ものすごく当たり前のことだけど、自分にできることをやっておくことは大切だと改めて感じた。

 

逆を言えば、自分でコントロールできないことについてはどれだけ一生懸命考えても意味がない。

 

だからこれからも淡々と作品をつくって、自分ができることに集中していこうと思います。誰かの何かの参考になれば嬉しい。今回は以上です。では!

 

関連記事:自作動画を作り続けてストーリーボードアーティストになった人の話

-元会社員の俺がカルアーツで勉強してる話
-, , ,

執筆者: