元会社員の俺がカルアーツに合格した話 海外美大受験

仕事しながら絵の勉強をしていた時の生活リズム

投稿日:2017年3月11日 更新日:

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2016年4月からは、仕事しながら週末だけ学校に通い、海外美大受験のための準備をしていました。といってもポートフォリオ作成なんて考えられないほど絵は下手くそ。

 

当時はサラリーマンでしたが、ほぼ絵とTOEFLの事だけしか考えていませんでした。その頃の生活を振り返ってみます。



当時の一週間

 

月曜日

朝の電車:英文を読む

日中:仕事

帰りの電車:英文を読む

帰宅前:スケッチ

帰宅後:トレス、模写(様々なアングルの顔、腕など体の一部)

 

 

火曜日

朝の電車:英単語

日中:仕事

帰りの電車:スケッチ

帰宅前:スケッチ

帰宅後:トレス、模写(ヌードポーズ集等を参考に全身)

 

 

水曜日

朝の電車:英単語

日中:仕事

帰りの電車:スケッチ

帰宅前:スケッチ

帰宅後:ドローイング(モチーフにライトをしっかりあてて明暗を出して)

 

 

木曜日

朝の電車:英単語

日中:仕事

帰りの電車:スケッチ

帰宅前:スケッチ

帰宅後:フィルムスタディー(CMや映画の好きなワンシーンをストーリーボードにしてみる)

 

 

金曜日

朝の電車:英単語

日中:仕事

帰りの電車:スケッチ

帰宅前:スケッチ

帰宅後:フィルムスタディー(CMや映画の好きなワンシーンをストーリーボードにしてみる)

 

 

土曜日

朝の電車:英単語

午前中:クロッキー会に参加

午後:学校

帰りの電車:英文を読む

帰宅前:スケッチ

帰宅後:コンセプトアートの模写orオリジナル作品の制作

 

 

日曜日

朝の電車:英単語

日中:学校

夜:クロッキー会に参加

帰りの電車:英文を読む

帰宅前:スケッチ

帰宅後:アナトミー(美術解剖学)の勉強

 

 

毎日必ず進捗確認

平日は常に仕事が始まる1時間前に出社して、絵の学習とTOEFLの勉強の進捗状況を確認し、必要に応じてスケジュールの見直しをしたりしていました。絵に関しては、そもそも今やっている練習方法が本当に効果があるのかも分からなかったので、情報収集しながら手当り次第に色々試していました。

 

 

それが早めに終わったときは、PinterestやTumblrというアプリを使って、トレスや模写に使える参考画像をひたすら集めていました。※今だったらInstagramが圧倒的におすすめです。

 

 

Pinterestは不特定多数の画像の中から自分の好きな画像をストックできるサービスで、画像をストックすると似たような画像がたくさん表示されるレコメンド機能が魅力です。たくさんの画像をざざっと探すのに適していますが、特定の人の作品に特化して画像を集めるのには不向きです。

 

 

一方Tumblrは簡易ブログSNSで、特定のユーザーをフォローしていくタイプのアプリなので、まずはPinterestでざっくりと画像を探し、もし特定のアーティストの作品が気に入ったら、その人をTumblrでフォローする、というのがぼくのおすすめの使い分けです。

 

 

英語学習は英単語に特化

絵はそこそこ色々やっているけど、英語はほぼ英単語しかやっていなかったと思われるかもしれませんが、その通りです。というのも一度TOEFLを受け、そのあと専用の参考書も数回解いてみたのですが、自分は問題が分からないのではなくそもそも単語が分からない状態だったからです。

 

そんな状態で問題演習をしても効率が悪いと思ったので、まずは徹底的に英単語を覚えることにしました。半年間は英単語だけしかやりませんでした(笑)英単語をある程度覚えた後は、朝の電車もスケッチの時間にしました。

 

 

時間確保を最優先事項にした

当時は本当に時間が貴重だったので、この世の全ての飲み会は不参加でした。とはいえ僕もビジネスパーソン。仕事上どうしても出席しなければならない場合は、目の前の人の顔をガン見して、頭の中でスケッチをしていました。その他、満員電車でスケッチできないときも同じように頭の中でスケッチしました。

関連記事:忙しい社会人が絵を描く時間を増やす方法!




 

2016年6月には上司に退職したいと伝え、そこから実際に退職する9月までは、チームの皆さんに本当に助けて頂いて、なるべく残業がないように仕事をさせてもらいました。あの頃のチームのメンバーには本当に感謝しています。

会社を辞めたときの話はこちらです。

『映画作りたいんで、会社辞めます』と言って会社辞めた話。:カルアーツ合格記04話

 

 

振り返ってみて思うこと

この頃は、海外美大受験について何をどうすれば良いのかほとんど分からず、自分で戦略を考えてがむしゃらに進んでいました。会社員としての仕事も抱えながらとにかく毎日必死だったことを覚えています。

 

 

今振り返ると、絵に関して言えることはもっと練習方法を絞って集中した方が良かったです。スケッチと模写だけを半年くらいやった方が上達は早かったでしょう。

 

 

ちなみにこの時通っていた学校は、作品制作をメインに行うカリキュラムで、絵の基礎的な学習はまったくありませんでした。

 

 

当時のぼくは超初心者で、

作品制作→良い作品なんてつくれない→先生からの講評はダメ出しの嵐→基礎がそもそもできていない→基礎を勉強したいけど来週も作品制作の授業→やっぱり良い作品はつくれない

という負のスパイラルでした。

 

 

結局2016年はこの学校をメインに通っていたのですが、自分のレベルや出願の期日に応じて、もっと柔軟に色んな学校で勉強するべきだっと反省しています。焦って作品制作に没頭するよりも、例え時間がかかったとしても基礎から勉強した方が結果的に近道になると今は思います。

 

 

ちなみにアート経験ゼロのぼくがアメリカの美大に挑戦した話の全貌はこちらです。

ただの会社員がゼロからアート留学して何が悪い!僕が会社を辞めアメリカにアート留学するまで

30代会社員(アート経験は無)でも美大留学できる?

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