どうも髭猿(Twitter)です。
このブログは留学ブログとしてスタートしたので、アメリカでの生活や、海外の美大のことについてたくさんの記事を書いてきました。
ただ、ツイッターでも過去につぶやいた通り、ぼくは別にアメリカが大好きというわけではないし、アメリカにいることが世界的に活躍していることを意味すると思ったこともありません。
当たり前ですが、日本に居ながら世界的に活躍しているアーティストはたくさんいます。
体がアメリカになくても海外のイラストの仕事はできる。ということで今回は、日本にいながら海外のイラストの仕事を獲得する方法についてまとめました。
①作品を作る
まずは作品を作る。これがないと何も始まらない。
絵本がやりたいなら絵本、グラフィックノベルをやりたいならグラフィックノベル、雑誌の挿絵なら雑誌の挿絵を描く。
やりたいことを本丸から攻めるのが何より大切。
実際の案件じゃなくても、自分で設定を作った模擬案件・デモ案件として作品をアップすればOK。
例えば、雑誌の挿絵がやりたいなら、架空の雑誌の架空の企画を考えて、それに対してこういう挿絵を描きますというパッケージにしてポートフォリオサイトに載せる。
参考記事は以下。
②ポートフォリオサイトを作る
作品だけでなく、作品をオフィシャルに掲載する場所も作る。
アーティストやイラストレーターとして、国内はもちろん海外のクライアントから仕事を受けるには、自分のポートフォリオサイトを持つことが必須。
自分のポートフォリオサイトを持っているアーティストの方が企業は安心できる。
- クオリティは大丈夫か
- 納期は守ってくれそうか
- メールのレスはちゃんとしてるか
など、企業からしても、知らない人に初めて仕事をお願いするのは色々と不安なことが多い。
少しでも信頼してもらうためにも、プロフェッショナルな自分のサイトを作っておくことは重要。
プロになってからプロっぽいサイトを作るんじゃなくて、プロっぽいサイトを作っているからプロになれる。
ぼくのポートフォリオサイトの運営体制は以下の通り。
詳細はコチラ。
③作品を見せる
作品を作ってポートフォリオサイトを準備したら、ガンガン作品を見せる。作品を見せる相手は、イラストレーターとクライアントの仲介業者である海外エージェント。
※海外のイラスト業界は、クライアントから直で仕事をもらうのではなく、エージェント経由で仕事の依頼が来るのが一般的。
海外エージェントを全く知らなくても問題ない。まずは好きなイラストレーターを調べる。ポートフォリオサイトやSNSにその人が所属しているエージェントが記載されていることが多い。
そうやってエージェント情報を集めて、自分に合うところを見つけ、エージェントにポートフォリオサイトのリンクをメールで送る。
作品をアップデートしながら、これを繰り返していく。エージェントに登録する(repしてもらう)のが目標。
ぼくがエージェントと契約した経緯はこちらにまとめてあります。
④実績を報告しつつ、引き続き作品をみせる
エージェントとの契約完了後も、ぼーっとしてるだけでは仕事は来ないので、他での実績を報告したりポートフォリオをアップデートしたら連絡するなど、こまめにコミュニケーションを取ることが大切。
まとめ
やるべきことをやれば、ロケーションやコロナに関係なくチャンスを広げることは出来ます。
大切なことは、
- 自分の作品を作ること
- それを人に見せられる状態にしておくこと
- それを実際に人に見せること
ものすごく当たり前のことだけど、2と3をやっている人は、恐らく非常に少ないのではないでしょうか。
読者のほとんどの方は、SNSはやっていても、自分のポートフォリオサイトを持っている人はほぼいないと思います。
逆に言えば、2と3をしっかりやるだけで、かなり目標が現実的になる。
行動あるのみです。
このブログは、ぼくの美大留学生活に関する記事が多いですが、みんなも留学しよう!というつもりはありません。したい人はすれば良い。日本にいながら海外のイラスト案件をこなすという選択だって、めちゃくちゃアリだと思ってます。
この記事が、自分のライフスタイルにあった活動を手に入れる一助になれば幸いです。では!