アメリカはLAにあるカリフォルニア芸術大学に留学している髭猿です。美大留学・海外の美大受験について、よく聞かれることをまとめました!
美大留学を考えている方の参考になれば幸いです。それではどうぞ!
30代の留学って遅い?
「30代からアート留学するのってどうなのかな?すごく興味があるんだけど、年齢的にもう遅いって言われるし。今からでも大丈夫かな…?」
30代会社員(アート経験は無)でもアート留学できる?これ、結構心配している人が多いので、ぼくの考えを伝えようと思います。
むしろ適齢期じゃない??
というか、実際は適齢期も不適齢期もないです。思い立った時が適齢期だからです。
だって全員が同じような人生を同じようなペースで送れるはずがないし、そうである必要もまるでないじゃないですか。
だから、『30歳からのアート留学が遅い!』って何をもってそう言ってるのか、ぼくはさっぱり分からないんですね。
同じペースで歩む必要が無い以上、やりたい時が適齢期やん!って思います。アナタにとっては遅いかもしんないけど、コッチは今火ついてんだよっていう。違う?
確かに30代には20代のような馬力はもうないし、夢を見る以上に現実も見る必要があるでしょう。でも、それらを直視した上で、全てを自分で背負えるならそれで良いんですよ。
ぼくが絵を始めたのは26歳になってからです。
今できることではなく、将来できるようになりたいことがアナタのこれからの人生を彩るんだと思っています。
奨学金制度ってどんなの?
アメリカの大学の学費は非常に高額で、私立だと年間300~400万円もします。
例えばハーバード大学だと、年間約500万円かかると言われており、日本の私立大学の授業料が平均で年間約100万円であることと比べるとその高額さは明らかです。残念ながら美大も同じです。
日本人がもらえる奨学金制度はいくつかあって、
- 大学からもらえる給付型奨学金
- 大学からもらえる各種補助金
- 留学に利用できる日本の奨学金制度
- 社会人でも応募できる返済不要の給付型奨学金
などが代表的です。
関連記事で詳しくまとめてあります。
留学費用、どう作る?
留学費用の工面は最も大きなハードルのひとつです。
各々の状況に応じて留学費用を集める戦略は様々考えられますが、
- 移住して生活コストを下げる
- 貯金する
- 借金・奨学金を利用する
- 転職して稼ぐ
- FXをする
- 副業をする
という方法が考えられます。
副業の中でも、特にブログのポテンシャルについては以下の記事で詳しく解説しています。学費が必要な人はブログでレベル上げて物理で殴れば良いと思います。
日本での成績(GPA)が大事って本当?
アメリカの美大の入試は日本の大学入試のように実技試験の一発勝負で合否が決まるというわけではなく、
作品・エッセイ・英語のスコアなど、複数の要素を多角的にジャッジされて合否が決まります。GPAもそのひとつ。
学科試験がないということは、その分GPAを重視しているということを意味します。
つまり、アメリカの美大の場合だと、GPAが3.0以下の人は足切りされる可能性があります。
さらにGPAは奨学金の有無、そしてその金額にも影響します。なので、GPAは海外の美大受験において非常に重要です。
留学の失敗例や後悔ってどんなの?
『留学してみたいけど、高い買い物だから失敗や後悔は絶対にしたくない…!』
『留学して良かった話だけじゃなくて、留学経験者の失敗や後悔事例を知りたい!』
と思っている人も多いはず。ということで、アメリカで国籍問わず約250人の留学生の生活を見てきたアート留学センター代表のYoshiさんに留学の失敗談・後悔話を聞いて、まとめてみました。
よくある失敗パターンはこちら。
- 海外で遊んでしまうパターン
- 日本人ばかりと行動してしまうパターン
- 留学すれば勝手に成長できると思ってたパターン
- 留学しておけばよかったという後悔も
それぞれの失敗例の詳細と後悔しないために心がけたいことは関連記事にまとめてあります。
学費が安い大学ってどこ?
授業のクオリティも高くて有名な卒業生を数多く輩出しているのがニューヨークにあるFITが、他の大学と比べると学費が低いと有名です。
FITはファッションに限らず、様々な分野にも精通しているニューヨーク州立の学校。
ニューヨーク市有数の公立学校の1つであるFITは、デザイン、ファッション、アート、コミュニケーション、ビジネスの分野で国際的に認められている大学です。厳格でユニークで順応性のある学習プログラム、体験学習の機会、アカデミックと業界のパートナーシップ、そして研究、イノベーション、起業家精神への取り組みで知られています。ファッションに限らず、様々な分野にも、活躍する卒業生を数多く輩出しています。
FITのポイント1:アメリカでファッション留学といえばFIT!
FITのポイント2:ライバル校のパーソンズと比べると4分の1の学費!
FITはアメリカでは名の通ってるニューヨークの有名校で、日本からの留学希望者も多く、ぼくの友人たちもFITに通っていました。なんとあのカルバン・クラインもFITの卒業生です。
海外の美大ってどうやって受験するの?
海外美大留学を希望している人の中には、そもそも受験のプロセスが全くイメージできない人もいると思います。
海外美大受験って何をするの?と訊かれることが多いですが、
- 自分のメジャー(専攻)を決める
- アプライ(出願)したい大学を決める
- 大学のホームページで、アプライの期日を調べる
- 大学のホームページで、提出しなければならいものを調べる
- 期日までに提出しなければならないものを揃える
- 提出する
これが基本的な流れとなります。
日本の美大受験には、筆記試験と実技試験があります。実技試験は、指定された会場へ行き、その場でデッサンや油絵を描くというものです。
一方、海外美大受験は全てオンラインで行われます。
- 期日までに求められているものを提出する
- それをもとに合否が判断される
というのが海外美大受験の基本的な中身です。
ポートフォリオって何?
ポートフォリオとは自分の作品群のことで、どの専攻の学生も大体20個前後の作品で構成するものです。美大の合否を左右する非常に大切なものです。
『ポートフォリオを作る』なんてよく言いますが、あれはつまりポートフォリオに入れる作品を作るという意味だったり、ポートフォリオに入れる作品を選ぶという意味です。
ポートフォリオに入れるべき作品や条件は、大学からrequirementとして要求されているので、必ず自分の志望する大学のホームページを確認しましょう。
例えばファッションデザイン専攻だったら、
- スタイル画
- 実際に自分が作成した服
アニメーションやイラストレーション専攻だったら、
- ポートレイト(自画像)
- ライフドローイング(クロッキー)
- スケッチブック
などが必須項目として記載されていることが多いです。
どうやって準備するの?
海外で準備したい人
ぼくはニューヨークにあるP.I. Art Centerという学校で受験準備・ポートフォリオ作成をしました。海外の有名大学で講師をしていた経験がある先生ばかりで、本当に助けてもらいました。カリフォルニア芸術大学に返済不要の奨学金付きで合格することができたのも、P.I. Art Centerのおかげです。日本人スタッフさんもいるので、何かあっても日本語で相談できます。
アニメーションだけでなく、ファッションやデザイン留学にも強いので、アメリカのアート・デザイン系大学や大学院への進学を目指している方は是非問い合わせてみてください。また学費が安いコースもあるので、大学進学は考えていないけれど学生ビザを維持しながらNYでアートを学んでみたいと思っている方にもおすすめです。
P.I. Art Centerへのお問い合わせはこちらから。
上記のリンクからP.I.の日本人アドバイザーの中沢さんへ直接問い合わせることができます。日本語でのご相談やご質問ももちろん可能です。『髭猿ブログ見た』で授業料割引キャンペーン実施中です!
日本国内で準備したい人
今の状況だとポートフォリオ作成や美大受験準備のためにニューヨークに行くというのは現実的ではありません。そこでオンライン授業という選択肢もあります。
海外美大の受験対策コース、ぼくらだったらこうするのに。ついにそれを形にしました。学習から出願まで、全てオンラインで完結するアート専門の留学サポートです。
ぼくも講師を務めます。自分が初めてポートフォリオを作ったときに必要としていた人になれたら。そう思って皆さんに熱量をぶつけていきます。海外のアート留学に挑戦したい方、留学を「夢」として終わらせてしまうのではなく、一緒に大きな挑戦をし世界で活躍しましょう!
学習から出願までオンラインで完結!日本国内からできるアート留学対策
まずはお気軽にご相談してください。専門スタッフがあなたの悩みを無料で解消します。アート留学センター公式サイトの右下の、チャットボタンからお問い合わせ可能です。
現在10月からのタームの申込み受付中です!こちらも『髭猿ブログ見た』で授業料割引になるのでぜひご利用ください。